Writer:Oumi

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あらすじ・登場人物紹介


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 あらすじ

 己の道を求め、村より巡礼の旅に出たミュア。ニッカを共連れにして進む途上、彼女らの前に強盗が姿を現す。
「巡礼許可証を出してもらおう」
 その要求に従おうとした時、突如現れたシードが乱入し、強盗の正体が三足族であることが明らかになる。結果、アピアとシードの殺し合いに発展しかけるが、セピアの登場でシードの暴走は一旦収まった。
 その後の話し合いの中で、アピアたちの目的が聖山だと知ったニッカは、許可証と引き換えに二人の同行を要求する。アピアと決着をつけたいシードもついてきて、なし崩しに五人組となった一行は、それぞれの思惑を抱きながら南へ向かって進み始めるのだった。

 登場人物紹介

ミュア

聖山巡礼に出た有羽族の少女。村育ちのごく普通の娘だが、いつの間にか変な一行のリーダーの位置に。
ニッカ

途中でミュアに同行した生耳族ハーフの少年。真顔で、本当かどうか分からない無駄な知識を披露するのが得意。
シード

有羽族。公爵家の一人息子のくせに絶賛家出中。血気盛んで猪突猛進、独自理論で突き進む。人間離れした怪力の持ち主。
アピア

この国にいるはずのない三足族の少年。プライドは高いらしく、売られた喧嘩はきっちり買う。一行で一番強いようだ。
セピア

アピアの弟で、同じく三足族。アピアが少々過保護気味なせいもあってか、性格は弱気で泣き虫なところがあるが素直。

 世界設定

ホリーラ
有羽族と生耳族が住む王国。二百年ほど前の戦争以来、三足族の王国リタントとの間には壁が存在し、お互い不干渉を続けている。


ホリーラとリタントを分断する壁。神の守護の証であり、誰もこの壁を越える者はいないとされる。

巡礼
神・アネキウスが太古に人と化して魔物を倒した時の軌跡を辿る信心行。王都に始まり、聖山に終わる。現在は廃れていて行う者はあまりいない。

有羽族
背中に透明の羽を有し、浮遊することが可能な種族。

生耳族
動物に準じた耳と尾を有する種族。

三足族
ホリーラにおいては、すでにその性質は知られていない。魔物と同一視されることもある。


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