過去録
オシチヤ完成
しまし……た?
(最後に作っていたところが本筋と全然関係ないところだから実感が湧かない)
けど、一応一通り自分でバグチェックした後にテストプレイヤーさん募集ってことで……。早くて今日の夜でしょうか。遅くとも明日には。たぶん。
2006年2月2日(木)
オシチヤ仮公開
テストプレイしてたら思った以上にバグが出てきて逆に面白かったのですけど、見切り発車でテストプレイヤーさん募集。
たぶんプレイした人、一人として同じルートで進まないだろうから、一人でやれるのには限界がある。どういう組み合わせでどんなバグが出てくることやら……。
そして、自分のPCはツクール作品を遊んでいると、どんどん動作が遅くなっていくしょぼいパソコンです。文書くためのPCだったからなあ。
奇しくも妖怪大戦争DVDと同じ公開日に。仮だけど。
さっきもう見た。やっぱり楽しかった。
見てない人は是非観よう。ただし、戦隊ものとかのゆるい部分みたいなのが満載なので、変に期待値をあげないこと。
すねこすりも届いた。満足。水木すねこすりと並べてみる。
2006年2月3日(金)
色々と感謝。
先週一週間は体調をずっと崩していて大変でした。今年の風邪はしつこいので皆さんも気をつけてください。
オシチヤはブラッシュアップが進んでおります。
テストプレイヤーの皆様には大変感謝です。
バグの多さには自分のずぼらさが反映されております。すみません。
特に通行設定に弱いのが、マヨヒガから引き続き実感させられます。単にチェックが甘いともいう。
アクセス数もさすがに多く、でも関係のないはずのふりーむからのアクセスが増えたので何だろうと思っていたら、どうやらマヨヒガが日曜に今日のゲームとしてTOPに載ってたらしい。いいんかいな、あんなんで。
しかし、昔のように1000とか2000hitが常態のサイトはもう出来んだろうなあと改めて思う。色んな意味で。
近頃、抹茶を点てて飲む習慣をつけつつあります。おいしいです。点てるといっても作法なんてなく適当にかき混ぜるだけです。郷里の習慣もまあ良いものかな、と。
といっても周囲で特にやってる人いなかったんですけどね、抹茶接待。
2006年2月7日(火)
民俗学の面倒くささ
オシチヤの中には民俗学に現れる要素をごくいい加減に、でも結構多量に練りこんである訳ですが。
民俗学って、よく知らない人がその言葉を聞いた時に「庶民の生活史」っていう素朴なイメージを抱き易いと思うのだけど、色々としち面倒臭い学問なんですよね。
何が面倒臭いって、その成立からしてある種の思想と分かち難く結びついている訳ですよ。
つまり「原日本人」ってやつ。
素朴は素朴なんだけど、非常に政治に利用されやすい学問ではあるのです。というか、日本のそれは歴史が浅い上に、出来た過程が「日本という国のアイデンティティ」を確立するため、という背景が色濃くある訳で。
本居宣長しかり、柳田国男しかり、その著作や研究成果は素晴らしいものですが、その思想が何に使われたのかは慎重に見極めなくてはいけないと思う。
さらに厄介なことにロマンチシズムにすり替えやすいのです、この手の話は。サンカ周りなんてやり過ぎ感が強い。
時節の問題だと靖国参拝とか。
賛否の話ではなく、これは間違いなく政治的問題なのに、宗教的・民俗学的問題にすり替えて話されやすい点がとても危険。
靖国神社の成立過程を調べればそれは自明なんだけど、「日本人として〜」「元々日本人は〜」という分かりやすいイメージに還元しようという動きは胡散臭がらないと。
そういう部分を切り離して議論すれば、もっと話が進みやすいんじゃないでしょうか。無理だけど。
いわゆる今「伝統的」と思われている事柄のどれぐらいが明治に作られたのか、調べてみると愕然とするかもしれません。神道からみはほとんどそうですから。
天皇が仏教徒だったなんて、皆知ってるはずなのに忘れられてる感があるからなあ。
コマーシャリズムとも結びつきやすいし。にわかに関西以外にも広がりはじめた節分の太巻きなんてごく一部の習慣に過ぎず、酢とか海苔とか卵焼きとかの組合が喧伝したキャンペーンだってことはあまり知られてない様子。レベルとしてはバレンタインと一緒。
もちろんそれが悪いという訳でなく。民俗学の面白さは、時代によってそぎ落とされて付け加えられてぐちゃぐちゃになって、それでも残っていくものを観察するところにあると個人的には思っているので、新しい伝統結構。バレンタインだって、ここまで定着するということは、受け入れる土壌が確かに存在したからなんだしね。
ただ、気持ちの良いロマンチシズムに振り回されるのは勘弁だなあと自省をこめて。それって結局自己投影だしね。
あ、そういえばあれと似てますね。
本当の自分探し。
本当の日本人探し。
一緒だな。
2006年2月10日(金)
コンパクに応募する理由
オシチヤ応募してまいりました。
とりあえず20日には受け付けられているか否かが分かるのでしょうか。
やっぱりこの完成してから発表できるまでの間が気になるし、休刊なんかでごたごたしているところに出すのはいかがかと思うのですが……一応理由が。どうでもいい話ですが。
昔、ソフコンという雑誌がありまして。
買ってたのです。コープスパーティとかが世に出てきたころです。
そしていつかコンテストに応募するぞー、と思っていた訳なのです。
それだけなのです。
ちなみに初めて作ったゲームはDante98Uでした。
まあ何ていうかメタメタなものでした。
今はちょっとはマシになったかなと思ってます。
昔話昔話。
2006年2月13日(月)
予告的断片
本当はSouthward書いてちゃいかんのだけど……話が流れ始める部分なのでつい書いてしまう意志の弱さ。
第12話「砂の中の神」は書き終えた。第13話「かつて居た場所に」第14話「どこにもない奇跡、決まっていた別離」と題名も決めた。
ついでに何となく書いてみた今後の断片。
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「サラリナート……」
アピアは呆然と呟く。
「君が来るとは、さすがに思わなかった」
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「これまで二百年、私たちは問題なくやってきた。これから二百年だって同じように過ごしていける」
「それは、僕も……そう思ってた」
「なら、私と一緒に戻って。貴方以外に説得ができる人はいないんだから。そうでしょう?」
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「あいつらの言うことを信じるんですか?」
「違うの、それだけじゃないの」
言い募るミュアの様子に、尋常ではないものを感じたらしい。ニッカは責めるのを止め、無言で先を促した。
「……私、見ちゃったの。あれは確かに」
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壁は古く、色あせていて、表面は細かに剥げ落ち、穴すら開いているところもあったが、しかし圧倒的だった。
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アピアの胴をまたいで膝を突き、腕を伸ばす。両の手のひらは彼の首を捉え、シードはその感触に不機嫌そうに眉をひそめた。
細い。
これでは必要なのはほんの少しの力だけだ。
「……殺していいんだろ」
わずかに、力をこめるだけ。
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何て無駄な使い方!
アピアはこの無様な喜劇に力なく笑う。
つまらない考え違いで、こんなにも見知った場所で、何の意味もなく、最悪のタイミングで、僕は命を消費する。
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違う。
それだけがびりびりと伝わってきた。
出会った場所が場所だからかもしれない。怯えを大げさに捉えているだけかもしれない。
そんな理性的であるはずの考えは、圧倒的な感情によって追いやられる。
違う。これは、違う。
「貴方は、何?」
問いは問いで返された。
「貴方たちの目から、私は何に見えますか?」
「ひょっとして、魔法使い……とか?」
セピアの答えに、男は柔らかく笑う。
「貴方がそう思うのなら、そう呼んでもらって構いません」
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「いやもう」
ニッカはむしろ感心したようだった。
「どうあっても名誉な話は出てこないだろうと思ってましたけど、これほどまでとは思いませんでしたよ」
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あいつは死ぬ。こいつの知らないうちに。俺の知らないうちに。知らない場所で。いなくなる。何だよ、そりゃ。ふざけるな。ふざけるな。ふざけるな!
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「トーラーに、タイカ=ソール……」
男は喉の奥でその名を繰り返す。
「こいつはすごい。誰のお膳立てだ?」
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どうして父を責められよう。
彼を逸らせたのは、自分の絶望なのだ。子供だったことが何の言い訳になろうか。
「父上、父上、父上」
アピアは唸りに似た独り言を繰り返す。
「どこにもないんです、神の国も魔術師の国も。どこにもないんです、そんな方法なんて。奇跡なんて起こりはしないんです」
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森には惑いがあり、砂の地には怒りがあり、草原には怖れがあり、雪原には悲しみがあり、海には絶望がある。
そして世界は悪い夢に覆われている。
どうしてだろう?
どうしてだろう?
どうしてだろう?
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……三回唱えすぎだ。スナーク狩りだな。
2006年2月17日(金)
ゲームの話とか。
MOTHER3、楽しみなような不安なような複雑な心持ち。
やっぱり心の中に燦然と輝くベスト1ゲームの続編とあってはなあ。
ベスト2はICOです。
それ以降は混戦です。MOONとか塊魂とかスパイvsスパイなどのファミコンゲームとかその辺りだろうか。
気になるのはゴッド・オブ・ウォー。
レビューを見たところ、ワンダと似てるっぽいか。
でもアクションそこまで好きじゃないしなあ。
あとRULE of ROSE。こっちもアクション系探索か。世界はたぶん好きだけど、ゲームとしてはいまいちっぽいのかな。
そういえば案の定、コンパクは更新延期で混迷な感じ。
引継ぎ担当決めずに編集部解散、締め切りが来て忘れていることに気づき、慌てて対処って匂いがする。ありがちありがち。
何より「26日(土)更新」って書いてあるのが不安を誘うところです。26日は日曜だ。
2006年2月23日(木)
図鑑ver あげた
コンパク、発表六月か……。
嫌な予感はしてたけど。
何といいますか、しばらくそんなゲームがあったことなど忘れて過ごすくらいの勢いですね。
ということで、図鑑入りのver2.01更新。
しばらく凍結かな。イベントとか妖怪増やしたい気はあるのですが。毛羽毛現とかいいなあ。
まあもうちょっと経って余裕ができたら考えよう。
2006年2月26日(日)