Writer:Oumi

過去録

謹賀新年

皆様、あけましておめでとうございます。
なかなか進展のない当サイトにご来訪いただいて、本当にありがとうございます。
去年の目標は達成なりませんでしたが、今年こそは間違いなく大丈夫なはずですので、もう少しお待ちいただければ幸いです。
おみくじも大吉でしたし。

まあ、口だけではなんですので、ここ最近ずっと励んでいたデバッグの成果を。

ここまでは、確実にズル技(某イベントによる調整)を使わなくても到達できることが確認できました。難易度に差はあれ。
リリアノも全部埋められるはずなのですが、今の状態だと製作者でさえ無理くさい(ギチギチにやれば可能か?)というレベルなことが判明したので、イベント足して調整します。
デバッグ中に細かいミスも多数発見して、色々と修正しました。
こうやって完成に少しずつ近づいているはずです、たぶん。

では、家族に風邪をもらったらしいので、短いですが、とりあえずご挨拶まで。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2009年1月1日(木)

正月休みも明け

予定通りにリリアノの調整及びデバッグも終わり、これで残り三人を数えるばかりになりました。
まあ、イベント数足りない人は結構いるのですが、最悪なくても成立はするということなので。思いつきざまに埋めていこうと思います。

そういえばご指摘をいただいたのですが、かもかてのゲーム世界におきましては「兄(女)」「弟(女)」「息子(女)」が成立します。姉・妹・娘という表現は存在せず、性別の区別がない呼称を実際使用しているのですが、日本語ではそんな呼称は存在しないので男性呼称を用いています。
ややこしい世界設定で申し訳ありません。英語のbrotherに兄と弟の区別がないようなものだと思っていただければ。

あとは……使用に支障はないかと思いますが、ゲーム掲示板が中途半端にいじってあります。途中やりなので、ところどころ変です。順次修正していくつもりです。
しかし正直、きちんとxhtmlに直せる気がしない。

2009年1月6日(火)

トップも替えた

そんな訳で、少しずつやっている改装の手がトップまで及びましたが、まあそんなに変わることもないですね。シンプルに。
掲示板はどうにかこうにか直せたかな……? 結構あれ情報が整理されてなくて使いにくかったので、合わせて少しだけレイアウトなど改変。
あと、大物はSouthwardですが、これはcgiで出力だから、手間はかかるけどテンプレ作ってしまえば楽かなあ。テンプレどうしようか思いつかないけど、センスないから。

ゲームはよたよた進行中です。
残る三人は難しいんだよなあ、色々と。
まあ、とっかかりを掴めばいけるでしょう、今までのように。
それにしても最初はイベント数多くても容量少ないと心配していたティントアが、残りイベント数から計算すると一番容量多くなる雰囲気。
何が原因なのか良く分からん。
人生ってそんなものです。

2009年1月11日(日)

人は同種の匂いに敏感なもの

フリーゲーム「Ruina 廃都の物語」が大変面白かった。
TRPGやらゲームブックに手を染めたアナログゲーマーはやるべきです。
というか作者は200%アナログゲーマーです。断言します。
しかし、探索システムはゲームブックやTRPG風味とはいえ、戦闘はツクール2000のデフォだし、どうしてこうもアナログゲーム臭を醸し出せるのか。

考察
●二人称の語りかけ方式・文体も含めた語り口。
●プレイヤーの引っかけ方・牽制のし方・たまに混じるギャグイベントがいかにもGM風。
●元ネタの出典というか共通言語の感覚。指輪やクトゥルフは必須、加えてスナークとブージャムとか。
●地図やキャラドットのグラフィック。顔アイコンはそうでもない。
●豊富な世界設定。

たぶん上に行くほど、同族臭が強い感じなのだろう。
とりあえず分かる人は一緒にもだえるべきです。
面白かった!

自分が巫女だったので、ほとんど最後まで幼なじみ二人と一緒にいました。
あの二人の使い勝手は異常。古代知識がないのだけ困ったか。
それにしてもいつも思うのだが、特殊な主人公よりも、側にいるキャラが異様なインフレを起こすのが後の世に響きそうで困る。最終決戦なんてパリスががんがん999ダメだしてたからなあ。物語的には何事もなく一般庶民の生活に戻る訳ですが。

2009年1月14日(水)

根気とやる気とひらめきと

さて、シナリオの進みがいまいち悪かったので、いつも通りにシステムに精を出してみました。
まず、製作者側に利を為すものとして、今後のデバッグに備えてバグ報告用のメニュー追加。

選択すると、こんな感じの小窓が出てきて、バグ報告フォーム(ブラウザでネットに接続ですが)へのリンクと、履歴から指定行をクリップボードにコピーできる機能。報告の際、いちいちタイプする必要がありません。
これで少しは誤字報告なんかを気安くしてもらえればな、と思います。

で、プレイヤー側に関係する機能。
今はイベント名しかなってませんでしたが、イベント条件の部分も満たした場合に色が変更して表示されるようにいたしました。

これでもうちょい進行度が分かりやすくなるんじゃないでしょうか。
工夫によっては、色々情報も得られます。まあ明言しませんが。

結局のところ、センスのない人間に残されたものは、根気と少しのひらめきだけなんでしょう。
これからもごっつんごっつんやっていきますよ。
こういうことやっているうちにシナリオが進み始めたので、まずそこからです。

2009年1月18日(日)

ホラーとは

ホラーが書きたいなと思う。
自分は結構ホラーは好きな方だと思う。でも、グロは好きじゃない。どっちかというと嫌いだ。
気持ち悪くなるような繊細さは持ち合わせてないし、普通にそういう系統のも読んだり観たりするけれど、そういう描写は別になくてもいいと思っている(ドロヘドロくらい徹底してると必要だと思うけど)。
しかし、グロなし、もっと厳しくすれば流血沙汰なしのホラーものというのは、結構少ない。
血と怪物、内臓と骨、心霊と祟り、精神の病(実は主人公が狂っていた含む)、「本当に怖いのは人間だ」、全部から切り離されたホラーというものは可能だと思う。
そういうのを体験したいし、自分でも書いてみたいが、やっぱり難しい。
ホラー作品の中で大抵「怖い」とされるのは実は露骨な惨殺シーンじゃなくて、もっと予兆的なシーンな訳だけれど、それでもその恐怖の前提には「惨たらしい死」がある訳で……もっと別の恐怖はないのだろうかと考える。

「本当に怖いのは人間だ」。これはある意味仕方がないのかもしれない。
人間が観る以上、感じる恐怖は人間の内にしかたぶん見いだせない。けれどぼんやりした結論ではなく、「本当に怖いのは人間の○○だ」ぐらいまでは突き詰めたい。

そして、自分の理想に一番近い「ホラー的なもの」を観られるのはどのメディアかと再び考えてみると、それはたぶん舞台なんじゃないかと思う。
具体的描写が出来ないからだ。
あくまで生身で、演出効果も限られている以上、後は観客の想像力に任せるしかない。想像力の隙間に恐怖を巣食わせることが、一番不自然じゃなく出来るメディアなんだろう。
舞台を観ていて「ぞっとする」という経験は結構ある。ごく何気ないシーンであっても。

オチは別にない。
とりあえず、王者舘の番外公演行けそうにないので残念です。

2009年1月21日(水)

群像劇

それにしても、攻略対象11人ってのは多くないか、と今更気づいた今日この頃です。
9人だったらラスト一人で終了、今年度中に配布が出来ただろうにと。
でも、やっぱり各々負っている立場があるので、ある意味必要最低限の人数でもある訳で。もちろん全員大好きだしね。

結局、かもかてで何がやりたいかと考えてみると、群像劇かなと思ったりとか。
何か一つの事件の流れがある訳ではなく、主人公が能動的に一切キャライベントを起こさなくても王という目標は達成できるので、厳密にはちょっと違う気もしますけれど。
攻略対象と主人公だけの閉じた関係性だけではなく、登場人物同士での関係をなるべく多く起こそうとしているので、そういう意味で、です。
そんな中、主人公の負う役目がプレイヤーにとっては「視点(カメラ)」、登場人物たちにとっては「鏡」になっていったのは自然の流れなのだろうとも。主人公があまりに脇役化したらゲームとして元も子もないし。
愛情ルートはさすがに主人公と攻略対象の一対一の関係になりがちですが、それ以外の場合は結構各キャラ絡み合っているので、色々試していただければ幸甚です。

しかし、改めて何だこの複雑怪奇なフラグは。
我ながら、何考えて構成してるんだか分かりません。でも楽しいです。
アマチュアならではの馬鹿な試みですね、たぶん。

2009年1月25日(日)

ギャルゲーと乙女ゲー

ギャルゲーの対偶は乙女ゲーだというのに異論のある人はいないと思うのですが。
良く良く考えたら、この二つ、名称として表しているものが対照的ですよね。
つまり、ギャルゲーは攻略対象を示すのに対し、乙女ゲーは主人公(プレイヤー)を示している。
これは、(一昔前の傾向ではありますが)ギャルゲの男主人公が顔を明確に表さず、スチルでも登場しないのに対し、乙女ゲの女主人公は顔出しを頻繁に行い、スチルにも出てくる方が望ましいとされる傾向が、名称にも見事に表れているなあと。
男女論とか語るつもりはないですが、やっぱり定着する名称にはそれなりの理由は見出される。

では、乙女ゲーを攻略対象仕様にすると、どう呼ばれるのが適当なのか。
ぱっと思いつくのは「イケ面ゲー」ですが、四文字だとどうも収まりが悪いので、三文字で。
……「ホストゲー」辺りが妥当っぽい。
いや、違和感はあるけど、「ギャル」だって、いまや広く流通しているイメージとは大きく隔たってるから、そんなものでは。

逆に、ギャルゲーを主人公仕様にすると。
「モテ男ゲー」だな。

どっちもすごくダメそうです。色んなものを刺激しそうな名前です。
絶対売れません。

ところで「ギャルゲー」「ギャルゲ」とは言うけど、「ギャルゲーム」とはついぞ言いませんね。これはやっぱり「ギャル」という言葉のイメージの乖離のせいなのかな。

2009年1月29日(木)

Akiary v.0.51