Writer:Oumi

過去録

ご参加ありがとうございました。

これで昨日までいただいた質問全てを終えましたので、質問企画終了とさせていただきます。
予想以上のご参加をいただき、とても嬉しく感謝しております。
楽しかったです。
最終的に、いただいた質問NOはぴったり500となりました。中には掲示板スパムも混じっていたので全部が質問という訳ではないですが、ぴったりっていいですね。
スルーしてしまった方、すみません。
大体傾向があって、一つは詳しく考えていないけど適当に答えると今後に障りが出そうなもの。
一つはゲーム中に既に答えが出ているもの。
一つは主人公周り、ゲーム終了後、徴についてのもの。
最後につきまして詳しく補足しますと、まず主人公については何にも設定してませんので答えられません。それはプレイヤーさんが感じたままで結構です。ルラントの落胤と思うもよし、登場人物との血縁を考えるもよし、ルートによっても性格も様々でしょうし。母親に関しても愛していたか憎んでいたかも自由です。
ゲーム終了後の展開についても同じく。
そして徴については、ああいう不可思議な現象があって、それに各人がそれぞれに意味づけしているというところが大事なのであり、本質的にどういうものかはさほど重要ではないと考えています。ま、大したことじゃないです。

2010年3月2日(火)

語る、伝える、変える

いい加減予告通り書かないと、という訳で小説というか「物語」の話。
前に書いた通り、海堂尊のバチスタシリーズを一通り読みまして(宝島社以外の奴はまだ未読)。面白かった訳ですが、それ以上に感じたことは、ここまで「この作品をもってして作者が現実を変えようとしている」ということが作者にも読者にもはっきりしている物語は希有ではないかということでした。
元来、物語というものは娯楽であると同時にニュースソースであり、扇動の道具であったものです。それがすっかり牙を抜かれ、娯楽のみに徹することになった現在において、あえて「小説」という形でこういう運動を展開するのが興味深い。
物語だけとして評価すれば「主人公の類縁に優秀かつ清廉な人物多すぎ」「敵役が間の抜けた類型的な役人気質すぎ」「エーアイがメリットばかりの技術でありすぎ」などの引っかかる点は幾つもあれど、作者の目的考えればまあ仕方ない。それにしても小説としてうまいので、読者はうかうかと「こんな素晴らしい技術を認めない日本の官僚は腐っている」みたいに思わざるを得ないのです。恐ろしい。
もちろん、ノンフィクション小説というものは幾つもあるのですが、そういうものの大体が「伝える」段階までしかいっていない。こんな問題がある、ではどうすればいいのか、という解決策までは提示してくれない。あくまで書くのは小説家であり、当事者じゃないことが殆どだから。それが小説の限界かなという観念を自分は持っていたのですが、このシリーズはそれを飛び越えて「こうやって変えればいい」という未来を見せようとしている、という非常に面白いことをやってくれています。
うまくいくかどうかはともかく、物語の力というもののは現代でもしっかり振るわれるのだなという点で今後とも注目していきたいところです。

……とはいえ。
「物語」として好きか、と言われると「面白いけどそうでもない」というのが偽らざる気持ちであることも確か。
元々自分は「語るために語る」タイプが好みなんだよなあ。
それが予告で名前を出した面々なのですが。別名・あまり他人にお勧めできない面々。
もちろん皆さん若手の頃から本読みには知られていて、もう評価が固まっている中堅どころで、ぐいぐい引っ張っていく力を持っていることは確かなのですが、「語ること」に特化している分それに乗れない人には辛いなという面も持ち合わせているものだと。
恩田陸が中では一番勧めやすいですが、知っての通りに彼女はあまりにも謎を魅力的に描きすぎて、それに相応しいオチがなかなかつけられないという点で難しい。だから、玉虫色だったり大きなオチを必要としない物語だと最後まで安心ですね。「黒と茶の幻想」「ユージニア」「中庭の出来事」辺りか。
池上永一(前回何故か俊一って間違えてました。申し訳ない。池上俊一は西洋史学者です)は、ぶっ飛んだキャラと展開ならぴかいちなのですが、ぶっ飛びすぎて、あと文章が色々と軽いところがあるのでやっぱり最後がいまいちまとまらない傾向があるかな。デビュー作読んだ時は「文章下手だなあ」としみじみ感じ入ってしまったので。でも好きだ。変にオカルト系を広げるより「風車祭」のようなろくでもないオバァが出てくる方がいい。
古田日出男は語り口がすごい。この人は本当に“語り手”だ。「アラビアの夜の種族」はもちろん、何と言っても痺れたのは「聖家族」。そのまま朗読劇として読めると思う。見えざる東北の血脈。寺山を思い出す。しかし、それ故語りきらない。終わらない。大体が「はじまり」で途切れてしまう印象。
森見登美彦は一回り下だし、少し毛色が違いますね。饒舌な語り口が暴走する手管は共通しているのですが。しかしある意味達者にまとめすぎかなというところもありか。「有頂天家族」や「新釈走れメロス」の表題作とかが印象深いかな。後者の友情の形はいいな。裏切りあい奪い合い陥れ合う友情。それでも友情。そこに深い理解があるから。ろくでもないけど。労り合い気遣いあい与え合わなきゃ友達じゃないって昨今の風潮は息苦しくはある。とはいえ、こんな友達嫌だ。

とりあえず何かぐだぐだ書いてみたけど、つまるところ「語る」力にも色々な種類があって、今回取り扱った二傾向では本当に全然違うのだなと実感させられた訳です。
たぶん、「語るための語り」では、次段階の「伝える」ものはばらばらなんでしょう。読者ごとにそれが違っていてもいい。むしろそうあってほしい。でも「変えるための語り」では「伝える」ものはなるべく同じでなければならない。その先に「変える」ことがあるのだから。その辺りの差が、同じ小説でも感触の差となっているのではないかなと思った次第。
物語るということは本当に難しい。
そして面白い。

2010年3月6日(土)

時間を費やす

質問企画も終わって虚脱している……というのがこのところの更新減の原因ではなく、単にうっかりはまりゲームに遭遇しているだけのことだったりします。
外伝はちゃんと更新しているのでご勘弁を。
あと、そろそろverupしなければと本体もいじっているのですが、二ヶ月前に修正したところとか良く覚えてなかったり。結構内部変えたんだよなあ、エンド文の判定方法とか。もうちょっとお待ちください。

はまりゲームはiPhoneのやつです。
「やっぱりこの画面サイズと操作方法じゃ、暇潰しレベルのゲームが限度かな」と思っていたのに、道を踏み外した。
何やってるかというと、「セトラーズ」という内政型RTS。

こういうミニキャラたちに施設を建てさせて軍隊を育てていくタイプ。こういうのは雰囲気は好きだけど飽きるんだよなあとか思ってたら、飽きなかった。騙された。何かに。キャンペーン長い。
領地に関係なくずかずか踏み込んでくる暗黒の民の思考ルーチンが憎たらしい。
あと「ケーキマニア3」とか「カタン」とかにも手を出してしまって大変です。
「カタン」といえば、元ネタのボードゲームの方も買いました。ポータブルのだけど。
前に書いたTRPG熱再燃に伴い、興味はあったけど手は出さなかったボードゲーム系もちょっと入手しておこうかなと思い、定番名作として「スコットランド・ヤード」「カタン」、新作辺りで「ゴキブリポーカー」「パンデミック」「ドミニオン」など買ってみたはいいがまだ封も開けてないのが幾つか。まあゆっくり楽しみます。
で、iPhone版があるというので、それでルールを学習しようとした経緯です。まあ大体勝てるようになったけど、効率悪いからまだまだ追求を……。

ああ、いや、とりあえず本体verup頑張りましょう。

2010年3月12日(金)

もうちょっとかかります

一応verupの予告しておこうと思いまして。
何かとんでもない事態が起こらない限り、次の三連休には配布予定です。
バグ修正以外は、
・サブキャラ立ち絵追加
・雨の日コントロール可(人形を任意場所で使用可能・攻略支援版は無限人形)
辺りでしょうか。あと事典ちょっと追加。大したものじゃありません。

サブの立ち絵はとりあえずある人の分だけです。
とはいえ、元々サブは表示されないでもなるべく済むようにシナリオ書いてあるので、出てくるのがちょっと不自然な人もちらほらいるかも。
テエロとか名前すら出てないのに。モルは出番多い割に喋らないので、登場箇所が難しい。
二次キットの方は、少し遅れて追加することになると思います。まだ増えるかもしれないしなー。足りない人いるしなー。
そんな感じでよろしくお願いします。

2010年3月15日(月)

ver1.27

何か大きなミスがあったら休み中に修正したいので、ちょっと早めに更新いたしました。
ver1.27です。
絵が増えた関係で、容量が結構増えてます。特にパッチは自動更新の差分でも4.4MBあるので、メモリぎりぎりの本体で落とすと固まるかも(というか自分でやったら固まった)。DLは無事に終わってましたが、心配な方はサイト上からの手動更新をお願いいたします。

今回は攻略支援パッチの更新があるので、販売サイトの方も早めに差し替えなくてはならず。問題がなければ休み中に申請するので、DLsiteは休み明け、Vectorは来週以内には差し替えられるとは思います。
新verの攻略支援パッチは専用ページから落とせます。
readme.txtにURLとID・PASSが記載してありますので、差し替えが待ちきれないという方、またDLsiteのゲスト購入の方はそちらからどうぞ。
ごく初期のご購入の場合はその記載がないものがありますが、その際はこちらのパッチ交換フォームにてご一報くだされば交換させていただきます。

よろしくお願いいたします。

2010年3月20日(土)

ver1.28

本当に恒例になっていて申し訳ないのですが、新規で始めた際にメニューでエラーが出るなどの不具合が起こるという大きなバグがあったので、再びバージョン上げました。
余計なところいじったせいです。
余計なところはいじらない。いじらせない。
と標語みたいにしてみても、どうせまた忘れていじるのでどうしようもないです(というかいじってる時は余計なところと思わない)。申し訳ありません。

1.27からの追加分に関して、サブキャラの立ち絵はとりあえず手元にある分だけを。
フード男とかは一応頼んであるのですが、年度末のせいか羅伊紀さんここしばらく音信不通なのでお待ちください。
二次キットの方もいくつか足りないのでまだ更新は先延ばしです。

そして、外伝は次回最終回です。
何のカタルシスもクライマックスもなしに終わります。まあそういう話だし。
これの他にエピソードとしてある程度考えてあるのは、双子の過去話、リリアノイルアノ関係、三代四代関係かな。でもどれも何か色々としんどい代物なので、やるかどうかはゆっくり考えます。しばらくお休み。

2010年3月21日(日)

外伝1終了

という訳で、無事ヘタレ外伝も終了いたしました。
つまるところ結論としては「こいつらどうしようもなく相性悪い」ということだけです。
仕方ないね。
前にも書いた通り、しばらくお休みするつもりです。何にせよどうせどす黒いことになるだろう2を書くか、絶賛放置中のSouthwardの続き書くか、他のもの書くかはとりあえず未定。

相変わらず仕事の早いDLsiteでは、攻略支援版のバージョンアップが終了いたしました。バグのご指摘などありがとうございました。
Vectorは今週中には差し替えられるだろうってところでしょうか、いつもの感じからして。
ご存知の通り、うちは年中行事総スルー系のサイトですので、バージョンアップが終わった今はのんびりムードな感じです。とはいえ、またぞろシステムいじりを始めてますが。クラスの継承が出来たよ! そんなレベルで。

セトラーズも無事クリアしたので、今は時間がちょっとあるとカタン起動。30分から一時間で1ゲームできるからなー。
一応戦略とか頭に入れてはみたものの、結局駆け引きとか考えずにあるだけ資源を使って突っ走るばかりの猪戦法。防がれたら負け。
まあCPU相手なのでそんなに駆け引きとかしてもね……というところなのですが、一応iPhone版のCPU思考ルーチンは結構優秀らしい。確かに独占カード使った後に、奪い取った資源をトレードに出しても皆に無視されるよ。そんなルーチン組んでないか。
とりあえずロンゲストは大抵毎回取る。というか気がついたら取ってる。
左側は、結構楽勝だったので、思わずカタン島縦断道路を建設したところ。
右側は、皆にやたら資源の回りが良く、建設合戦になって熾烈な道路勝負に勝ったところ。

それにしてもダイスの偏りはひどいですね。
元々ランダム関数ってのは偏るもので、それを是正するための設定(期待値通りの偏差で出る)も一応あるのですが。使ってない。
以前、5のマスに盗賊置かれる→5→5→5と出た時には、さすがに嫌がらせされていると思った。

一番最新の勝負もひどかった。2D6期待値の7が一度も出ないって。引きこもり盗賊。

2010年3月24日(水)

こたつをしまおうと決心すると寒くなる悲劇

何かもう風邪だか花粉症だかも分からないや。
ついに今年発症したので、本当に花粉症かどうかは不明なのですが。
症状的には確定なのだけど、いまだ屋内でしか発症しないので少し疑っている。ハウスダストにしては時期がなあ。

そんなこんなでぐじぐじとシステムをいじる。
次回の追加はこんな感じです。

データの入替やコピー処理自体は少しの問題だけで完了したのだけれど、どうしてもサムネイルの読込がうまくいかない。データは入れ替わってるはずなのになあ。起動しなおすと正しく表示されるから、吉里吉里のデータ読込自体が起動時に確定されてるのかなあ。でも途中でloadimageしてるしなあ。ううん。
という感じで散々悩んだ後に、ひどい力業で解決しました。まあ見た目的には解決したはず。根本は解決してないけど。でも問題ないはず。
といったところです。人生いきあたりばったりで。

2010年3月28日(日)

こたつどころか毛布を引っ張り出す

何だかもう嫌がらせに近い寒さでこの野郎。

改良中システムその二。
訓練選択確認時に、ビジュアルとして見えるように。

それにしても訓練の辺りは一番最初に作ったところだから、もうコードが汚い汚い。
かといって、下手に直すとまたエラー停止とかやらかしそうなので、直しません。直しませんよ。
別に動作は問題ないし。自分が恥ずかしいだけで。

2010年3月31日(水)

Akiary v.0.51