Writer:Oumi

過去録

あけましておめでとうございます

昨年はいろいろと応援などしていただき、ありがとうございました。
今年も色々とろくでもないことが出来たら楽しいなと思っております。あんまり大きなことは出来ないやもしれませんが。
どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

ちなみにTwitterのPassを忘れてきたので、あっちの更新ができませんが、履歴だけだしまあいいか。
あとティガレックスは去年中に何とか倒せました。

2011年1月1日(土)

戻ってきました

もろもろ対応など、しばらくお待ちください。

そしてとりあえず428は本編とおまけシナリオ一つクリア。
本編は良い親父ゲーでした。主要登場人物の半分がおっさんだからなあ。一番好きなのは梶原です。
ネタバレしない程度に感想を述べると、明確なテーマが「父と娘」だから(御法川と千晶も疑似父娘だよね)おっさん大活躍は仕方がないにせよ、最初に主人公然として出てきた二人の存在感が微妙に薄いぞ(阿智なんか妹の独白に出てこなかったぞ)。特に加納の結婚話はどうなんだろう。必要だったんだろうか。まだ隠しを全部見てないので一旦保留だけど、「父と娘」を入れるために含めたような気がしてならない。
あと、「街」の「まったく関わるはずのない他者のふとした行動が一瞬交わる感」はないと聞いていて、確かにそれはなかったけど(全員関係者だから偶然というより必然)、ザッピングを使用したノベルとしてこの形態はもっと早くに出ているべき正当分化だとは思う。難しいシナリオを良く練り上げてあると感嘆。
そして、隠しに必要かな?と思ったので、428カルトクイズを始めてみたら入力式な上に最初の問題がいきなり理不尽だった(大きさとかいう抽象的な聞き方の上に、Tipsを調べたらやけに幅のある数値だった。たぶん本編中にあるんだろうが)ので、一時断念して「TRICK×LOGIC」に移行してしまったり。

で、「TRICK×LOGIC」はとりあえず練習と一話クリアして、二話中。
新本格の面々はまあ有名どころは……一応読んだ……かな? どうだったかな?ぐらいのミステリ読みですが、今のところそんなに難しくはないので、最初の流し読みで犯人とトリックはほぼ確定できるのですけど……これはあれですね。ヒラメキ見つけるのがひどくたるい。分かってるのにどのキーワードを指定すればぴったりのヒラメキが出るんだムキー!!となってるところです。
絶対正解なのにヒント見てランク落としたくないしというジレンマ。
これが続くことを考えると楽しいより辛いかもしれない。アニメは綺麗だけど演出はたるいのが問題か。逆転裁判のあの爽快感を伴う演出って本当にすごいと思う(トリックはトンデモでも)。

2011年1月4日(火)

うさぎ職人の朝は早い

実家に帰るとそこはうさぎ職人の仕事場だった。

百五十個ばかり作って売りさばくらしい。良くやるわー。
とりあえずソフコンは回収してきたので、次回の更新辺りにいくつか写真でも載せてみよう。

それにしても昨日の文章を読み返したら、全くもって伝え忘れていたことに気づいた。
428は面白いです。すごく面白いです。
皆、是非やろう。ノベル平気なら是非やろう。
街よりもシステム洗練されてるし、「えー、実写ー?」という人も、しばらくやれば「実写じゃなきゃね!」になるから。丁寧な仕事をしている作品で、キャラクター選択画面もキャラに変化があればちゃんと変わったりするよ(あるキャラが薄汚れたら、選択画面でもそうなったりとか)。
話ももちろん面白いし終盤の疾走感は素敵。ラスト時間帯のBAD攻勢で、あのJUMPを発見した時には震えた。考え抜いて組まれただろう構成に対して。
あと、「TRICK×LOGIC」はピンときてなくて考える部分があると俄然面白い(分かりきってると辛い)。でもやっぱりヒラメキ検索たるいです先生……。現在三話で一つだけヒラメキが発見できない……。ヒント見たくない……。

「TRICK×LOGIC」をやっていて、こういうゲームの難易度調整って本当難しいよなあとつくづく思う。謎解きは自分もいくつか作ったので、難しすぎず易しすぎずのバランスが大事なのは身に沁みているけれど、どうしても作者とプレイヤーのひらめきは乖離する。
特に「TRICK×LOGIC」をやるようなプレイヤーは、ある程度推理に自信があるというか、ミステリ慣れしている人を想定しているだろうから余計に。そのため、レッドヘリングを多目に入れているのが、ヒラメキ探しのたるさにつながってしまっている感じ。やっぱりゲーム的にはあまりうまくいってないと感じるな、今のところ。

2011年1月5日(水)

パンデ ver1.15

ver1.12で治した「現地調査員のサンプル戻し」がうまく処理できていないご指摘をいただいたので、修正したものをアップいたしました。単なる阿呆な計算ミスです。重ねてのご報告ありがとうございます。正月ぼけのため、対応が遅れてすみません。
別にいつもと生活パターンはそう変わってなかったはずなのに、何故か正月明けてからやたら眠い……今も眠い……昼食後になると眠気が襲ってきます。何だこれ。

「TRICK×LOGIC」は一日一話ペースで今四話の首切断。
犯人と動機はこれだろうが切断理由が分からん、とか思ってたら、切断理由がまさに風呂中にひらめいてするする解けたものの、今度は犯人と動機が見えなくなった。何か全体的につながりがぴんと来ない話だ。
トリックって、肌に合うものと合わないものがありますよね。些細なところで「それはない」と思ってしまうと、それがメイントリックじゃなくても何か気が殺がれる。自分にとっての具体例を言ってしまうと、斜め屋敷のダイイングメッセージ。ピンとこないどころじゃない。メイントリックは嫌いじゃないけど、それだけでかなり読み進める気力が減退した記憶が。ミステリ史に(ある意味で)燦然と輝く「翼ある闇」のあのステキ推理はあまりにアレすぎてOKだったりもした。結局好みですね。
「TRICK×LOGIC」の「動機なんていらねーよ。必要なのは可能か不可能かの論理だけ」な姿勢は好きだし、ゲームとして正しい方向だとも思う。動機はストーリーの盛り上げや登場人物への感情移入に必要なだけで、推理にはいらない。

2011年1月6日(木)

しつこくぐだぐだ「TRICK×LOGIC」話

今回は予告通りソフコン画像を上げようと思ったけど、その前に「TRICK×LOGIC」話(というかぼやきというか)をしたら長くなったので、それはまた次に。
あの後、結局四話が90点までしか行かずに埒があかないと判断し、ヒントを開くことに。それを見てすごくすごーく嫌な予感がしたが、やっぱりそんな正解だった。前回のを書いた後にまるでフラグを立てたがごとく「それはない」タイプでした。
いやいやいやいやいや。動機はどうでもいいって確かに言いましたが。それは論理的帰結で絞り込めるケースであって。前半を埋めた時点で嫌な予感はしてたんだ、だってこの話、不可能性がないんだもの。ぶっちゃけこれ誰でも可能じゃないか、実は○○さんは切断フェチでした、でも、通りすがりの殺人鬼が犯人です、でも何ら推理レベル的には変わらないというか。アカシャに書かれた範囲内に正解があるよ!という前提のゲームだよ、てのは分かるけど。後で理由づけされる可能性もあるからあえて触れなかった「全てが書かれているくせに何でわざわざ犯人省いて記述するんだよどんな恣意性だよアカシャ」みたいな突っ込みを入れたくなった夜でした。

そんなもやもやした気持ちのままなのも何なので、続けて五話に突入。
今度はかなり分かりやすいけど、最後のひらめき一個が見つからないなこれはさすがに違うよなと思いつつ、とりあえずそこに適当なものを当てはめて他が合っているか解決篇で確認しておくかといつものように推理実行をしたら、いきなり「これでキャンペーンに応募しますか?」と見慣れぬ文が。
何だ? そういうのがあったような話は小耳に挟んだけど……もう終わってるよなあと、説明書を改めると、五話は問題篇しか入っていないことは書いてある。が、キャンペーンのことは何にも書いていない。これ以降は配信と書いてはあるけど、配信スケジュールは書いていない。
むう……と思いつつ、負けず嫌いなので万一の時のために正解のひらめき探しに推理篇に戻り、たぶんこれだろうというものを見つけてキャンペーンに応募。も、やっぱり通信後、「終了しました」との告知。そして推理篇に戻る画面。
いや、何ていうかその、「解決篇をDLしてください」とかの告知はなしなのか、と戸惑いつつ、こんなこともあろうかと用意してあったSeason2のUMDに入れ替えると、おもむろに解決篇が!(正解でした)
前から各所で感じつつ流していたけれど、この出来事で改めて強く思った。ユーザーへの細かい配慮が抜けている、このゲーム。先に428をやったから、特に厳しい目線になってるとはいえ。個人的にはそれなりに楽しんでるから、他人に「面白いよ!」とはとても進められないそれらの箇所に愚痴がでるのかもしれない。
ところでこれ順序は好きに進められるはずだけど、五話を一番最初にやってしまった天の邪鬼な人はどうなるのだろう。いきなり解決篇お預けを食らうのだろうか。好きな話から読めるのは、目当ての作者がいるプレイヤーのための仕様なんだろうが。

まあ、とりあえず、解決篇が手元にあってすぐに出来て良かったです。
本当のことを言うと、単に最初に間違えてSeason2の方を買ってしまっただけだったりしますが。
よーし、残り五話頑張る……前に428の諸々埋めようかどうしようか。

2011年1月8日(土)

ゲームの二次利用についてと、ソフコンの思い出

さて、今回こそソフコンの話を、と思っていましたが、その前に何件かお問い合わせをいただきましたので、「当サイトのゲームの利用について」を先に。前から幾度か同じお問い合わせをいただくことがあって、まあつまり動画利用についてが大半で、明確にしておくかということで。かもかてには書いてあるけど、他ゲームには書いてありませんでしたものね。同基準です。
ゲームのindexに書きましたが、ここにも一応転載いたします。
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当サイトのソフトの紹介などについて
紹介・レビュー・攻略・二次創作などにつきましてはご自由にどうぞ。連絡はとりたてて必要ありません。ネタバレとかもあまり気にしません。
なお、スクリーンショット・テキスト引用・動画等につきましても、当ソフトからの出典を明確にした形でなら、使用していただいて構いません。
(※例えば、データを抜き出して他ゲームの素材として使用する、というようなことはお止めください)

また、画像素材・音楽素材・プラグインなどはフリー配布のものを使用させていただいているケースが多いです。
これらは配布元のサイトよりご利用ください。
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つまるところ、うちの権利の範囲内については好きに利用していただいて構わないのですけれど、素材など多く利用させていただいていますので、そちらに迷惑がかかる(切り出しての使用による規約違反など)ことはないようしていただければ。

では、ソフコン話。確認してみたところ、持っていたのはvol7-10(最終)号。
まあ、何ていうか終わりが見えて迷走している感じのところ? ツクール95が出る前後だったので「今度のツクールはピクチャーが扱える!」みたいな記事が多かったです。
幾つか画像を。

コープスパーティ Aコン受賞時。まだ買ってない6号の時にソフコンで受賞してたらしい。ちなみに最終号でコープスは読者人気総合ランキング一位でした。

ツクールの製作記事。昔はピクチャーを扱えなかったので、イベントをだーっと並べて無理矢理顔グラとか作ってたのですよ。
とはいえ、基本技術的には今もあまり変わってないような気もしてならぬ。

ソフコン誌上でシェアードワールド企画をやっていた(読者応募してそれをツクールでゲーム化してた)。イラストは見ての通り水玉さん。

何か結構マニア受けする漫画家(というかエンターブレイン系漫画家)さんがイラストを描いてたなあとしみじみ。これは須藤さんですね。

で、コンパクのイラストはねこぢるさんが。自分はこれでねこぢるさんを知ったのだった、そういえば。しかしあんまり内容とは関係なかったよねここのイラスト。

うーん、何かこうマイナー系マニア雑誌の香り。というか、自分はそんな雑誌ばかり買っていた気がしてならない。困ってないけど困ったものだ。
ちなみにCD-ROM付きだったけど、CD-ROMは別で保存してたから行方不明です。というかこの前の整理の時に捨てられたかもしれないな……。

2011年1月10日(月)

たまの映画とメジャー/マイナー

先日、たまの映画を観てきました。
イベントに合わせて席を取ったので、その日はレイトショーなのに満席どころか後ろにずらりと立ち見が出る大盛況で、各々「たま」というバンドに何かしら思うところのある人達なんだろうなという客層でした。
では自分はというと、ファンとは言い難い人間。あのメジャーデビューで衝撃を受けレンタルで借りたアルバムを繰り返し聞いたぐらいで、田舎の子どもにはメジャーから姿を消した彼らの後を追うほどのこともなく、「やっぱりいなくなっちゃった人たち」と思ってました。王者舘と巡り会うまでは。
メジャーデビュー前、たまは王者舘と親しく、合同で舞台をやったりしていたことを知り。王者舘を調べるとそれにつられて「たま」が活動していたことを知ったのです。でも、知った直前に彼らは解散しており、またライブ中心ということもファンとは言い切れない自分にとってはハードルの高いものでした。
そんなこんなでちらほらと影は見つつも(王者舘にナレーションで参加したり、他の劇団の芝居に出てたりしてるので)、あんまり向き合わずに来た感じです。
で、映画の話。
良い映画でした。ぶっちゃけ、サイトで観て「こんな映画かな」とした予想をまったく裏切るものではなかったですが。でも観て良かったと思うものでした。
あと本編には関係ないけど、挨拶に出てきた監督さんがすごく印象深い人だったのですけど。何か大丈夫かな……?という感じで。腰の低い猫背の文化系男子で、飲み会とかでちょっとごつい先輩にからまれて飲まされ潰れて座敷の端っこで転がってうんうん言ってそうなイメージの人でした。無茶苦茶書いてるな。でもこの人だからこういうタッチで撮れたんだなと納得もした。

で、観て改めて考えたことは、「メジャーに頼らずに食っていく」ためには何が必要なのかということ。
あるところで聞いた話によれば「メジャーレーベルに所属せずに音楽で食っていく」ためには5000人のファンが獲得できれば可能なのだそうです。逆に言えば、大々的に宣伝を打っても5000人しかファンが獲得できないような(元々のファン層が狭い)コアなミュージシャンは、むしろ彼らを連れてマイナーでやっていく方がいい。特に今は販路の選択肢が多いので、昔と違って流通もどうにでもなる。
実際、自分の好きなミュージシャンもメジャーから距離を取って活動しているケースが多いです(ZABADAKしかり平沢進しかり)。
ただし、だからといってメジャーに一切頼らずに済むかというとそうでもなく、結局「5000人ファンを得る」という段階にいくのがメジャーの宣伝力がないとまず難しいのも現状な訳で。近頃色々かしましい漫画家の独立問題もここのところが関わってきますよね。
結局、一度はメジャーに乗るのが得策なのは間違いないです。ここの構造は変わらないかなあ。
さらに言えば、舞台やゲームなんかの集団創作は5000人じゃなかなか難しいだろうしねー。ミュージシャンほどのフットワークの軽さもない。
それでも、どうにか自分の好きな「もの」を提供してくれている人たちに、何とか食べていけるだけの報酬を上げられるようなシステムがあればなと思うのです。
いや、自分が金持ちならパトロンという古来の手法があるのですが。

余談。
たまの映画の直前に流れたのが「冷たい熱帯魚」の予告編。
「これは実在の事件を元にしている〜」で嫌な予感びんびんだったのですが……やっぱりだよ……あの事件だよ……。これから始まる映画との何たる落差。何たる映画館側のチョイス。
「共犯者」(文庫改題「愛犬家連続殺人」)読んでるんだよ……ちらほら思い出しちゃったよ……。
トラウマ本といえば「隣の家の少女」などが定番ですが、日本エントリーはこれが最強な気がします。色んな意味で凄惨なので、苦手な人は本気で手を出さない方がいいです。
「隣の家の少女」は被害者の悲惨さ、こちらは加害者の凄惨さ。

2011年1月12日(水)

「TRICK×LOGIC」クリア

という訳で終わりました。
何だこの本筋投げやりエンド。てっきり最終話として、昔の事件のアカシャが出現すると思ったのに! そこの貴方も思ったよね?
まあそれは置いておくとして、四話ほどの理不尽さもなく、相変わらず最後の一つのヒラメキが見つからず総当たりしての探索の時に出てないナゾを恵んでもらってどうにかヒント見ずにクリアな感じが多かったですが、それなりに楽しかったです。ずっと狩りしてないぐらいには。

(ここから先、ネタバレ白文字あり)
とりあえず四話だけAで、残りはS維持(前述した通りにかなり苦しいが)。
最初の流し読み時にメイントリックがはっきり分かったのが、二話・七話。
キーワード確認・ナゾ探索の初回読み直し時に仕掛けを確信したのが、五話・八話・十話。
大まかには見当ついてたけど微妙に勘違いしてたのが六話と九話。
一話・三話・四話はナゾを確認しつつ考えを狭めていった感じか。この点でも四話は鬼門だったなあ。
結局、その作家さんの癖を知っているかどうかで、難易度が大きく変わりますね。そのせいかSeason2の方が簡単だった。失礼ながら大山さんだけ存じ上げなかったので(他にもあんまり読んでない人はいる)。四話で叙述系誤読の人なんだな、と学習したので、八話のあのトリックはすぐ気づけました。
逆に九話は綾辻・有栖川コンビで仰天系ギミックでないはずがない、と勝手な確信を抱いて読み進めていたために、後はそれを見つけるだけだったり。まあ、最初は石のみバンジーだと思っていたのですが。あのわざとらしいY強調は照準を定めるための仕掛けのヒントかと。それにしても改めて考えればこれ題名からネタバレだ。知らない人は案の定九話に対して納得いかず物申してる様子。まあ……正解分からないと気づけない組み合わせだしなあ。
同じく十話のアカシャ外叙述トリック的なところも、まあまあ癖知ってるからすぐに理解した。

総合的に感想を言うと「惜しい」感じかなあ。
ミステリ読んでても、そんなに考えずに適当に流し読んで「へー」とか思うことが多いので、「ちゃんと考えて解け!」というところに挑戦したのは好印象。
でもシステム的にもうちょっと何とかなったのではないか、いやしてほしいというところが結構多い。もちろん難しい話ですが。
やりながら「自分だったらどうゲームとして落とし込むか」と悩んだのが良い経験でした。答えはまだ出てません。

とりあえず続編を作るといいです。舞城王太郎使って。
読者がついていけないスピードで展開されるトンデモ解答。

さて、後ADVでやりたいのは「銃声とダイヤモンド」や「ダンガンロンパ」辺りかな。
その前に428を埋める作業に入りたいと思いますが。まだボーナス二つとクイズクリアぐらいまでしかやってないです。金だとバッドも埋めなきゃいけないんですよね。んー、本編クリア中から、なるべくバッドは埋めるように選択してきたのでそう数はないけど、さすがに攻略見るか。
そんな段階なので、「某おまけの感想書いてください」とのご要望をいただいたのですが、それが何を指すか分かってない状況です。隠しシナリオのことかな?
とりあえず大沢の結末としては、通常エンドの方が好きかなあ。あっちの方がこれまでの流れとしてはぴったりくる。

2011年1月13日(木)

長く手元に置いてもらうために

そんなこんなで「428」虹の栞でフルコンプ(で、良いんだよね)。
さすがにBAD集めと隠しは攻略を見た。自分で時間をかけるのには多すぎる。
で、某おまけはどっちだろうか……隠しシナリオか最後のあれかどっちかだとは思うけど。なんで、両方軽く感想。

【隠しシナリオ】
本編中の変化にはさすがに気づいていなかったので「やられたー」といった感じ。吉ってその意味だったのか。
「まさか最後の爆発につなげるのか?」と思いましたが、そんなことはなかったぜ。
あとドアドア難しいよね。
【最後のあれ】
チュンソフ党……。そういや昔のかまいたちのアレは「SFCでこんな発動条件ができるんだ」と別のことに感心した記憶が。
陰謀の中身より「クリアしたからって売らないで」といういっそ悲痛な訴えの方にしんみりしてしまった。ADVの宿命だよなあ。
自分は基本的にソフトは売らない派なのだけど、それでも何本かは売ったことがある。その動機は「これはあまり手元には残しておきたくないな」というネガティヴなものだった。逆に言えば、手元に残す強い動機はやっぱり「愛着」。完全クリアが可能なADVだと尚更。
売られないように各メーカーは色々な工夫を凝らすけれど、結局は「人に愛される作品を作る」のが一番であることは変わりないんだよなあ。そのためにはまず「スタッフに愛される作品」でなくてはならない。
「428」はそういう作品だったと感じ取れた。やっぱりメイキングのスタッフロールはいいよね。見ててにやにやします。

2011年1月17日(月)

お前に呪いをかけた

某高級ブランドを見る度に、いかがわしい髭の男の顔がちらちらする呪いをな!
……まあ、作成時は存在を知らなかったのですが、某ブランド。

ところでとんでもないところで止まってしまっている四コマ漫画ですが、しばらく羅伊紀さんは現実に手が離せない状況だろうため、一応ネタばらしを受けている自分が大雑把にばらしてしまおうと思ったのでしておく。
その昔、羅伊紀と初めて組んだ(というか挿絵をお願いして描いてもらった)のがソードワールドを元にした小説でして。オリジナルキャラでオリジナルの街(エレミア内)で展開していたその話に出てきたとある準レギュラーキャラが二人の大元イメージソースだったそうです。
盗賊ギルド長の髭の人32歳。確かクリティカル値-2のミスリル日本刀など持った、まあいわゆるチート系(たぶん作中最強)ですが、戦闘がメインの話じゃないし戦うこともほぼなかったのでその辺りは勘弁してください。性格も能力もローニカ寄りだったと。ただし、表向きは愛想の良い商人装っていたし悪ふざけ好きだったので、そこのところがトッズイメージなのかな。

これを書いていて思い出したけど、そういえばもうひとつイメージソース的なキャラがその小説にはいたな。やっぱり準レギュで、黒髪ロングの男女双子・ファリス神官。
元ネタというか、単に男女双子が好きなんだな。自分が。
とはいえ、妹はツンデレだったし、兄は無口系だったから確実に受け継いでるか。ただし、兄は天然ではなくて冷静で、妹に執着とかしてませんでしたが。

2011年1月20日(木)

黒くはないけど古歴史

先回書いたのの絵をPC内に見つけたけど、随分古いので羅伊紀に見つかると怒られるだろうなと思うので、見つかるまでこっそり載せてみる。
亜人間盗賊コンビとチャザ神殿トリオが主人公の、別段何がある訳でもない街中の話でした。
四巻分ぐらい書いて中断したままなので、未だ羅伊紀に続きを要求されている。
書きたいことは書きたいけど、さすがに半ば話を忘れかけてるな……。

さて、そろそろかもかても何か企画をやる頃かなあと思い出してますが、いまいち思いつかないので保留中です。
また投票とか質問とかも芸がないしなあ。
面白いことが浮かんだら何かやりたいです。

2011年1月27日(木)

神様と読者のゲーム

先日トリロジをやった関係で、そういえば自分は麻耶雄嵩の作品を「翼ある闇」と「夏と冬の奏鳴曲」というアレな傾向のものしか読んだことがなかったのでは(いやメフィストに短編とか載せてれば読んでいたかも)、と気づき、せっかくなので他の作品を読んでみることにしたのでした。
「神様ゲーム」を。
……やっぱりアレでした。何だこの児童書の皮を被ったどす黒い本は。これは親が与えるべき本ではないな。図書館辺りでうっかり惹かれた子どものみが得られるご褒美にするべきものだ。
とはいえ、これはある意味麻耶雄嵩入門書として最適なのでは。起きる出来事はごくシンプルなのに構造はしっかり彼のもの、というかむしろそれ故にエッセンスが濃いから。そういう意味で「何を考えればいいのか」分かりやすい。「夏と冬の奏鳴曲」なんか、途中で何が分からないのか分からなくなって流したからなー……。自分の頭が悪いだけか。

で。この本はひどい本です。
ミステリで、事件が起こって、主人公の手でその解法ははっきりと明示されます。けれど最後に読者は挑戦されます。次の三つのうちのどれかを選ぶことを。
自分が考えるに、たぶんそういう本なんだと思います。
一つは、大前提を否定して、美しい論理を優先させること。
一つは、大前提も論理も両立させようと、苦しい理屈をこねること。
一つは、大前提を絶対肯定するがために、ぎくしゃくした論理に目をつむること。
どれを選ぶかは、その人が何を優先して読者たるか、というところに依るんじゃないでしょうか。

短いし、かなり読みやすいので一時間もあれば読了できてしまうと思います。
意地悪な気持ち含みでお勧めです。皆で唸りましょう。
この短さでこれだけのものを書けるのは本当にすごい。

2011年1月29日(土)

Akiary v.0.51