Writer:Oumi

過去録

二周年とゲームと

暦も六月に入り、気がつけばかもかてを正式公開してはや二年が過ぎ去りました。
たくさんの人に遊んでいただき、本当に幸せ者な作品だと思います。ありがとうございます。これからも愛していただければこの上なく嬉しいです。

……で。
何かしようかどうしようか考えてはみたのですが、PC不調(後に書くけど自業自得)も相俟ってまだ準備が出来ていません。ので、今回は予告だけしておきます。
外伝書きます。
内容は前から匂わせている通りに、イルアノネセレファジル辺りの本編に組み込みにくかった部分です。攻略キャラが全然出てこないぞ。年長組だけか。
この辺は書くべきかなと思いつつも、時系列も視点人物もころころ変わるためにエピソードとしてまとめるのがひどく難しいのが躊躇の理由でしたが、そこのところは放棄してしまえばいいと割り切りました。つまり、外伝1と違って断片の集合体みたいになると思います。
少し書き貯められたら更新を始める予定です。まだページの枠も作ってないし。しばらくお待ちください。

そしてPC不調の理由は、ゲームのせいです。ゲームというかPortal2のせいです。でもPortal2が悪い訳では全然なくて、つまりすごく楽しみにしていた故に前情報を全く入手せずにいたところ先日発売されたことを知り「ひゃっほう」とSteamから即座に購入したものの、そういえばシステムドライブの容量が逼迫していたことに気づきDLできず。データドライブにSteam入れ直してみてもうまく起動できず。このために新PC買うのもな、ぎりぎりスペックは足りてるし後一〜二年は使いたいところ、と悩む自分は、そういえばSSD増設って手があったじゃないかと飛びついたのです。で、増設自体は簡単に済んだものの、素人が適当にシステムドライブ丸コピーした上にboot.iniいじるものだから微妙におかしなことになってシステム再インストール、バックアップとかあるから一応復帰したものの不安定な状態で今に至るみたいな感じです。正に自業自得。SSDでも逆に起動遅くなってる気がするし。もちろんSSDが悪いんじゃなくて、適当な設定のせいでたぶんシステムファイルとかHDDに読込にいっちゃってるんだろうなと原因は見当つくけれど、もう面倒くさいやという諦めの境地。SSDの方はまっさらにしてシステムを一からちゃんと入れ直した方がいいかもなー。

でも意地でPortal2はやる。よくエラーで音が出なくなるけどPCを鞭打ってやる。そんな推奨スペックぎりぎりな環境でも、ゲーム内の動作は快適です。
やっぱりすごく面白い。彼女が罵り芸に磨きをかけて帰ってきた! 「ヘッヘッヘ」とか笑った時はこちらも思わず笑った。不愉快な仲間もたくさん登場!
という訳で、先ほどシングルプレイはクリア(しかしEDに入ったところでPCが調子を崩し、お預け中)。
「もっとテストやらせろテストやらせろってうるさいよ、お前らが血反吐を吐くまでやらせてやるよ!」という製作者の叫びをひしひしと感じる後半の展開。でももっとテストやらせろ。予算と評判にものを言わせて獲得した多彩なギミックの分、個々の食い足りない感は強くなったかもしれない。その辺りは上級とかCo-opで、それでも足りないなら自分で作れって感じか。
その辺りの「足りない」感覚は、ストーリーを全面に押し出したための弊害でもあるか。あの折り返しが来るまでは「何だか移動ばっかでポータル全然使ってない気が……このまま終わったらどうしよう」という不安もあったし。あと、これPortalをクリアしてるの大前提の造りではあるよね。Portalは長い長いチュートリアルを経て、最後で本番!みたいなゲームだったから、いきなりPortal2をやると基本テクニック(というか解法のロジック)の説明不足で早々に詰まるんじゃないかな。あそこにあのオブジェクト(ex:斜め壁)があるからこの方法で間違いないはず、という確信がないと、他の造りこまれた雰囲気オブジェクトに惑わされてどうにもならなくなりそう。
まあその確信のせいで詰まることもあるのですが。でも三か所だけ詰まった(変換ジェルまき散らし・ジェルでのタレット撃破・ピンクコア)けど、方法自体は間違ってなかったからなー、一応(原因は手順の不足)。

そんな訳で、長々語ってしまうほど、やっぱりPortal2はお勧めです。正統進化! 期待を裏切らない!
でも、Portalをやってない人は必ずそっちからやってください。当然ながら完成度は前作の方が高いし。今回は詰め込みすぎではある。2は1のアペンドディスクと言ってしまってもいいかも。
プレイ動画じゃなくて、絶対に実際プレイしてくれ!と言いたいゲームの一つ。元はおまけだし短いし。Still Aliveはそれだけ聞いてももちろん名曲だけどクリア時に流れてきた時の衝撃は格別だし、自分で苦労してないとRTA動画を見て腹を抱えて笑えないし。あれは笑うしかない。ひどすぎる被験者。現在最速のなんて、見事なオチまでつけてくれるサービス精神っぷりです。

現在のところの不満といえば、廃墟萌えの身としては最初だけだったところかな。その代わり巨大工場萌えにとっては気絶しそうなくらい素晴らしいゲームなのではないか。タレット製作風景なんて五分ぐらい見てたよ。パッケージングまでするのがいいなあ。
あとタレット贔屓がひどすぎます! 不公平です! タレットは可愛いけど、やっぱり撃たれるの嫌いなので苦手なのです。容赦なく蹴倒すよ。シューギュググって威嚇してくるキューブタレットはちょっと好き。赤コアを思い出す。
そしてコンパニオンキューブたんの出番が少ないです! 扱いがぞんざいです! ネコミミは笑ったけど。萌えなの、アメリカ人にも。
結論:GLaDOS萌えゲー。

最後にゲームつながりでタクティクスオウガの話。ちくちくレベル上げたりしていて、現在ようやく四章です。
やっていて思うのは、こういう設定での善ルートって、嘘くさくなく成り立たせるのはすごく難しいよなあ、ということ。悪ルートって評価されやすいけれど、実はそんなに難しくないと思うのです、少なくとも着地点は。ひどい目に遭っても自業自得、しっぺ返しがなくても「まあ世の中そんなもんだよね」みたいに理不尽さは少なく、プレイヤーも好き勝手できるから満足度は高い。
善ルートを半端な日和見主義ではなく、ただの理想論のお花畑ではなく表現するにはどうすればいいのだろう、そんなことを考えながらプレイしてます。

2011年6月1日(水)

もうちょっとお待ちを。

PC何とか使用可能→でも不安定なのできちんと安定するよう試行錯誤→失敗して再インスコ
の流れを今週はずっと繰り返しているために、作業が全然進んでませんので、もうちょっと外伝お待ちを。というかよく考えたら題名も決まっていないので、タイトル画像も作れないぞ。どうしよう。考え中。さっき浮かんだのが「三禿の伝説」。問題は別に誰もはげていないということだ。
やっぱり今週末にSSDまっさらにしてやり直そう。

何だかドイツ北部は帰ったとたんに食中毒だの火山だので大変な様子。
巻き込まれなくて助かったなと思うと同時に、早く解決してほしいと思います。平穏無事な生活が何よりです。

しばらくドイツ話でふさがっていたので、まだゲーム話が溜まっている。帰国の後にアラカルトというボードゲームを知って「しまった買いたかった」と地団駄を踏む今日この頃。コンポーネントに惚れた。子どもに適してる感じではあるし、きっとあったよなあ。惜しかった。

後は、もう絶望的だと思っていたアイレムですが、開発メンバーの中核が新しい会社を興した様子。絶絶4が日の目を見るかも。
正直、資本金数百万とか色々厳しいとは思いますが、頑張ってほしい。

2011年6月3日(金)

羅伊紀さん復活

ずっと多忙だった羅伊紀がようやく少し一段落したそうで、イラストを送ってくれました。
わー ぱち ぱち。[ゆっくり拍手機能]
二枚もらったのですが、とりあえず今日は前回の続きを。長い断絶だった……。
もう一枚はまた明日載せたいと思います。
なぜなら、まだPCをなだめていて時間がないからです。あと出し惜しみしているだけです。
PCの方はようやくドライブレター変更に成功し、SSDから立ち上がるようになったので後はまっさらにした環境を戻していくだけだ。まあ大掃除みたいなものですね。夏も近いし。何だか今、すごい勢いで色々なソフトのアップデート機能が動いててネット混雑中。

外伝は題名決まったので題字画像など作っていたところ、今回の形式だと前から使っている小説用CGIじゃうまくいかないことに気づいた段階です。
どうしようか、前から考えてはいたけど小説用のphp書くか……。
PCがこのままうまく行けば作業時間がとれるので、もうしばらくお待ちください。とりあえずってことで現行ので出してしまうかもしれない。

2011年6月5日(日)

アニメ陛下と外伝予定とcoop

すみません、昨日急にAdobe系ソフトが全部起動しなくなり、アンインストールやら再インストールやらやっていたので手間取りました。
一緒に縮小作業しておけば良かったものの……。
ということで、羅伊紀さんからもらったもう一枚のご開帳。
アニメ陛下
ちーち。ちーち。

で、外伝なのですが、ようやくphpも動く環境になり小説用phpを作るのにどれぐらいかかるか……と今現在の外伝画面を確認したところ、もう作って運用してあったのを発見しました……。そうか作ったっけか。ここと同じCGI使っているものだとばかり。まだ移行してなかったのはSouthwardの方か。
ということで障害はなくなったようなので、とりあえず水曜日にプロローグ更新します。
題字とかの辺りでまだちょっと改造が必要なので。

それにしても時を追うごとにGLaDOS萌えが深まっていくんだけど、どうしたらいい。
見知らぬ人につきあっていただいて(たくさん足を引っ張って)co-opもクリアしましたが、ぶっ続けでやったものだから最初は消耗した頭で「愉快だなー」ぐらいで流してしまったスタッフロールが近頃やけに癖になってしまっている。何かに似てるなと思っていたら、王者舘の無限ダンスだあれ。
それにしてもPortal 2 - Full Co-op Trailerの出来は素敵すぎる。
まあAperture ScienceのCMはどれも素敵なのだけど。Portal 2: Valentine's Day Trailerとか適当すぎるだろ。

2011年6月7日(火)

何だかなし崩しに始まってますが

前の水曜日から外伝始めてます。今日から各話開始。
年代も人物もばらばらで進む予定なので、どうなることやら自分にも分かりません。
というか年代把握面倒くさいですね。題材が題材なので、安定して書けるかも謎。まあその辺りはお目こぼしを。

最近の出来事といえば、前ここでまとめた話のせいもあり「やっぱり柳田国男集はそろえておくのが民俗学かじった者の基本じゃないか?」とろくでもない考えに至り、しかも古本ならさほど高くないからとうっかり注文してしまったところ、段ボール三箱で届いて後悔したところです。
まあ、何とかカラーボックス一つに収まって良かった良かった。

こういうのの常で読むかどうか怪しい……といっても、興味あるところはもう既に読んであるものだし、調べ物に使えればいいかとそんな感じです。

2011年6月12日(日)

アニメ侍従と反省の意

復活の羅伊紀さんイラスト、今日はあの人の登場です。
アニメ侍従
さてどっち?

ようやくPCは完全に落ち着いたとこかなといったところです。ちゃんと起動も速くなったし。
単語登録とかがまっさらになってしまったので、微妙に面倒くさい感じにはなってますが。
今回のことで学んだのは、プログラムとデータは絶対に記録ディスクを分離しておいた方が便利だということ。物理的にではなくて、パーティションで仮想的にやってあっただけなのですが、それでも助かった。データ消えてたら泣くどころじゃ済まなかった(バックアップはあったから、何とかなったかもしれないけど)。これからは物理ディスクでちゃんと分けようと思います。
あと、未知のことをやる時は感覚ではなく、ちゃんと手順を調べてからやろうと思います。

2011年6月13日(月)

下北行

何とか間に合ったので、今日はネセレちゃん!

まあそれは置いておいて、前からいつか行かなきゃなと半ば義務のように思っていたけれど、遠すぎる&日程という現実的な問題に阻まれてずっと先送りにしていた場所、恐山についに今年行こうと思う。試算したところ、予算も日程もクリアできそうなので。残念ながら上山式は無理っぽいけど。
ということで、恐山以外の青森観光のお勧め場所(半日〜一日)がもしあったら、こっそり教えてください。車じゃないので、遠方&交通手段が不便なところはなしで(これで自然系は大体潰れる)。民間信仰関連だとより喜びます。
今のところ、三内丸山遺跡とねぶたの家ワ・ラッセになるかな。後者は出来たばかりなのでどんなものか分かりませんが、まあねぶたを概要的には見られるだろうと。でも実際ねぶたの飾りって何回か実物見たことあるなと思い返したら、大阪のみんぱくと(何故か)靖国神社にあったんだっけか。ところで後者の名称は誰かさんが笑われてるみたいで愉快ですね。

2011年6月15日(水)

ウラ話つづき

今回の羅伊紀さん更新は、ウラ話つづきを。
なん……だと……。

青森のお勧め、ありがとうございました!
いただいたご意見を参考に、弘前、三内丸山、青森駅周辺、昭和大仏、浅虫温泉辺りを、当日の天候と気分によって回りたいと思います。
仏ヶ浦も船好きなので惹かれたのですが、あちらに行くと恐山の方へ行くには遠回りっぽい(一応バスがあるけど午前で終わり)ので今回は見送りかな。車ならば下北半島を突っ切ることもできたでしょうが、ペーパーだからなあ……。
またどこかお勧めあったらお教えくださると幸いです。青森駅から公共交通機関一時間ぐらいの範囲ならば。
道祖神も結構あるみたいですけど、安曇野みたいに集まってる感じでもないのかな。

2011年6月18日(土)

耐久性死者の宮殿

今日はイルアノちゃん!
何だか回を追うごとに仕上がりが逼迫しているので、そろそろ遅れると思います。
ストックしにくい造りだ。

そういえばタクティクスオウガ、ここ一週間ぐらいずっと死者の宮殿マラソンと化してさすがにうんざりしているのですが、どうしたものだろうか。死者系だからまたピーキーなんだろう、という覚悟はしていたものの、こっち系に辛いとは思わなんだ。終わりが見えぬ。
途中でマジックリーフなどアイテム切れが近くなり、節約しながらも「そろそろ撤退か……」とか思っていたら、店に到達してしまってむしろ退き時を逃した感があります。ここまで来て撤退も馬鹿らしい。今30階超えたところだけど、せめて50階ぐらいで終わるんだろうか。終わらなかったりして。もうここがラストダンジョンでいいよ。
シナリオ的には、この前うっかりカチュアが自害したのですが、「まあいいかー」と思いつつ「これは選択肢だけで展開変わるのかな?」という無駄な好奇心でやり直したところうっかり生き残ってしまい、いちいちさらにやり直すのもまた面倒なのでそのままにしているところです。
ところでこれ、分岐が多いのは良く分かるのですが、根幹の設定が分岐ごとに変わったりはしないタイプなのだろうか。というのも、前からあまりにもあからさまに「やっぱり姉弟」伏線が張られてるけれど、このルートだと回収しなさそうな感じがあるので。他ルートだと回収するのかなと思った次第。まあこれから回収されるのかもしれないのですが。

2011年6月19日(日)

さらに続くよウラ話

今日はルラントちゃん!
というのはもちろん嘘で、今週中日の更新はお休みさせていただきます。進んでないよ!

そして羅伊紀のウラ話はタナッセ編に突入した模様。
【今回の要約】
俺>こんにちはタナッセさん
タナッセ> 何か用かな?
俺> 髪の毛青いですか?
タナッセ> 実は違う
俺> そうですかありがとう前髪すごいですね
タナッセ>それほどでもない

そして死者の宮殿は無事50階を超えました。わーい。わーい……。

2011年6月22日(水)

私的SF漫画ベスト3

外伝一回お休みしたし、何となく「私的SF漫画ベスト3」を書いてみる。
とはいえ何をSFとするのかは非常に難しい問題なので(解釈によっては漫画のほぼすべてがSFになりうる)、選定範囲は「大体万人がSFと認める題材をメインに扱っている」ものに限らせていただきます。故にファンタジー含まず。

1.「銀の三角」 萩尾望都 全1巻
【あらすじ】
<中央>のマーリーは訪れた政情不安な辺境惑星で、歌姫エロキュスの死に立ち会う。彼女の遺言に現れた異様な風体の少年は、かつて滅びた星「銀の三角」に住んでいた民人の姿だという。それを追うマーリーは、やがて謎の吟遊詩人ラグトーリンと邂逅する……。

萩尾望都の代表作といえば、たぶんポーとかトーマなのでしょうが、自分は断然これが好きです。「半神」も捨てがたいけど。わずか16ページでこれが描けてしまうんだと皆に知ってほしいという意味で。特にだらだらと長編化しているメディアにおいて。
話がずれた。
多分に難解なSFです。三万年前に滅びた惑星「銀の三角」、<中央>、因果律、クローン再生、予知、時空跳躍、ループ、歪み、宇宙の終末、修正、音楽、いのり……。たぶん初読では物語は掴めないし(主に次々と移りかわる時間軸のせい)、何度読んでも本当に理解できているのか疑わしい。
それにしてもラグトーリンは美しい。特に絞殺シーン。


2.「プラネテス」 幸村誠 全4巻
【あらすじ】
人類が宇宙へ進出した未来、人々が暮らすためには色々な産業が必要とされる。主人公・ハチマキが従事する宇宙ゴミ<デブリ>の回収作業もそのひとつ。ねじ一つですら大事故を起こす宇宙空間では大切だけれど、でも地味な仕事には間違いない。色々な人々と出会いつつ、しかしくすぶるハチマキはある出来事がきっかけで夢を追いかけ出す。

最初が浮世離れしたものだったので、次は地に足がついたものを。かなりの場面で無重力だけど。
アニメの出来がすこぶる良かったために、すっかり有名になった作品。アニメも好きですが、個人的には原作タナベの方が好みです。得体の知れなさが。(ちなみにアニメの素晴らしい点は何より「可能なかぎり宇宙空間の描写は嘘がないようにしよう」とした点だと思う)
もちろん読み切りで描かれた第一話が大傑作なのに間違いはないけれど、それよりも印象深いのはその名の通り物語が走り出すロックスミス登場回「走る男」です。原作では次にその対立軸であるタナベが登場するんですよね。だから原作タナベはヒロインではあるけれど、ヒロインのためのヒロインではない訳で。
科学は代償に人の命を奪っていくし、愛は全てを救わない。この二つの対立項がどちらもなんとなしの居心地の悪さ、気味の悪さを内包しているところがとても好きなのです。
まあそれはそれとしてラストの星野親子の吹っ切れた馬鹿馬鹿しさがすごく好きだったり。人間は醜いけれど楽しいよ。


3.「エスパー魔美」 藤子・F・不二雄 全5巻(大全集)
【あらすじ】
ある日、突然自分のエスパー能力に目覚めた中学生、魔美。それと同時に人々の「助けを呼ぶテレパシー」も無差別に受け取るようになってしまい、同級生高畑くんの助けを借りつつ、能力を使っての人助けを始めるのだった。

エロいよね。F先生のフェチっぷりをここから感じない人はいないよね。中学生のヌードモデル主人公ってそんな発想普通しないよ。さすがです。さすがの天才っぷりです。
いやまあそういう話をしたい訳ではなくて、最後は迷いましたが、もうちょっと一般的なところから。
ともあれ基本はコメディタッチのこの作品、しかしすごいドス黒い話が結構な割合で混じってくるので侮りがたい。それがF先生の作風ですが、ちょっと上の年齢層向けのせいか結構露骨かも。特に佐倉家への嫌がらせエピソード、犯人を突き止めた時のあの描写は忘れられない。
そして高畑くんは全漫画の中でベストオブいい男だと思ってます。


さて、何となく始めましたが、次やるとしたらファンタジー漫画か。絞るの難しいのでぼんやり考えておきます。

2011年6月24日(金)

類型の源流

今回は、次回分まで最初はまとめるつもりだったものの途中で絶対入らないと気づいたリリアノ父名前判明回。
別名大人げないよそんちょー回。

さて、色々なもののベスト3を考えつつ、こういうのって結局「自分が何に影響されたか」ということの洗い直しだなあと思う。良く出来てると客観的に評価できるものでも、心の深いところを揺さぶられていないとやはり上位には入ってこない。逆に客観的に見てそんなに出来が良くないと思っても、入ったりするもので。まあ大体は出来(が良いという私的客観評価)と比例するけれど。
自分が心地よい、描きやすいキャラクター類型ってものも、元をたどれば何らかの源流があるものです。
例えば、基本ともいえる「自由気まま天才タイプ」と「それに振り回される秀才タイプ」の組み合わせ。かもかてで言えばヴァイル(もしくは主人公)とタナッセですが、これの自分にとってのオリジナルは何かというとはっきりしてまして。
トムとジェリーです。確実に。
あ、トム青いね。関係ないけど。
となるとブルさんがユリリエか……ユリリエなのか。

2011年6月26日(日)

そのうち更新

今日はそんちょー浮気回。嘘。

いい加減、貯めておいたバグを対処せねばなるまいと、この前の休みから修正作業をしていました。大きな更新はないけれど、そろそろver上げましょうか。
相変わらず、バグの温床となっているのが登場判定です。思い切り構成から変えないと根本治療は無理なのですが、そうすると前からのセーブデータが使えなくなる可能性が高いので、結局対症療法しかない感じです。そしてバグを生む。
まあどっちにしろ組み合わせがろくでもない数ある以上、完全な対処は難しいからそこ諦めるしかない。

あと、パンデミックと禁断の島の方も「捨て札はいつでも確認できる」というのが公式ルールみたいなので、それを表示できるように簡単に機能をつけてみたりとか。
仕組み自体はスペシャルカードなどで実装してあったから簡単だった。
これもそのうち差し替えましょう。

2011年6月29日(水)

Akiary v.0.51