過去録
質問企画終了と何か怪しいもの開始のお知らせ
皆様、たくさんの質問ありがとうございました。
一応一通り答え終わった気がするので、これで今回の質問企画を終わらせていただきたいと思います。
今回は、直感的に答えられるのだけ答える感じでした。
なので、答えは全部嘘ですので信じない方がいいです。
また何かやる時は、おつきあいいただけましたら幸いです。
そしてタイミングの良いことに、ついさっきとあるものが配信開始となりました。
冠を持つ神の手 外伝1「八年前、七年前、そして一年前」 [Kindle版]
そんな訳で、Kindleで外伝1を配信してみる試み。KDPは無料配布はできないため、100円ということになります。
中身はサイトに掲載したものと全く同じ(見えてる表紙だけ羅伊紀に造ってもらいました)ですので、電子書籍で読んでみようかという方だけどうぞよろしくお願いします。90日配信すると数日無料キャンペーンができるみたいなので、その際にはまたお知らせします。ちょっと興味があるという方はその時まで待ってください。
※Kindleって何ですかというお問い合わせをいただいたので不親切だったと思って正確ではないかもしれない解説
●Kindleって何?
Amazonがリリースした電子書籍閲覧用端末です。アメリカでは大ヒットして、電子書籍のスタンダードになっています。
特徴としては発光するディスプレイではなく、電子インクを使い紙の本と同じ感覚で読めること(白黒のみ:Kindle PaperWhite)。ただし最近では普通のタブレット式のKindle HDも発売してます。
●Kindleじゃないと読めない?
そんなことはないです。iOSにもAndroidにもKindleアプリ(無料)がリリースされており、それを使用すれば購入して読むことができます。
複数の端末を持っているなら、全ての端末に同期させることも可能です。私はAndroidタブレットとiPhoneを同期させて使ってます。
ただ、PCについては一応Kindleアプリがあるらしいのですが、公式のものではなく、日本語サポートはされていないようです。
●買い方は?
商品ページに行っていただくと、通常のAmazonと同じく右上に1Clickボタンがありますので、配信先を選んでクリックするだけです。自動的に選択先に配信されます。もし自動で配信されなくても、端末側で同期すればダウンロードされます。
購入ボタンの下に「無料サンプル」ボタンもありますので、そちらで一度試してみるとよいと思います。羅伊紀の綺麗な表紙をどうぞ見てください。
●KDPって何?
KindleDirectPublishing。個人で電子書籍を発行し、Amazonで販売できる仕組みです。
さらに追記)原因分からないのですが、現時点でiOSでは同期できないようです。調べてみたところ、Amazonのバグだとかしばらく待ったら対応されたとかの不確定な情報がちらほら……ちょっと様子見てください。
無料キャンペーンももう出来るみたいなのですが、一度やってしまうと90日できないみたいなので、この辺りが安定してからにします。
こちらも不慣れなのでご容赦くだされば幸いです。
2013年2月2日(土)
スキタイのムスメ
去年話題になったインディーゲーム「スキタイのムスメ」が前から気になっていたのですが、ついにやってみることにしました。Steam(PC/Mac)版もあるようですが、iPhone版です。
そして先日クリアしたので、是非他の人にもお勧めしたいと思って、これ書いてます。
見て分かる通り、すごく美しいドット絵です。水面の写り込みが特に素晴らしい。
しかしそれよりも印象深いのが要所要所でかかる音楽。そしてクリックした時などに鳴る気持ちの良い効果音。絶対に低音が分かるイヤホンで聞いた方がいいです。そうでないと勿体ない。音楽聞くためだけにプレイしてもいいぐらい。
邦題が「スキタイのムスメ:音響的冒剣劇」なだけはあります。ただ、原題は何故か「Superbrothers: Sword & Sworcery EP」……何か……違うんだけど。
ともかく。中身的には謎解きクリックアドベンチャー系。
正直に言うと、「ゲームとしては」出来は良くないと感じます。
戦闘がたまに挟まるのだけれど、その内容は完全にタイミングクリックのみで戦術など一切関係なし。めんどい。移動もめんどい。
謎解きは基本的にオブジェクトを一定規則でクリックするだけで、その規則を見つけるのが主ですが、ひらめきとかほとんど必要ない。数カ所「おっ」てところはありますが、何度もわかりきった同じ事を繰り返したりする。謎解きの手法が画面によってヒントもなく切り替わるのは本当良くないと思うんだよなあ。決まった手順があってそれの創意工夫で解けるのが理想。
しかし、それらを差し引いても、描かれる世界が素敵なので。
「ゲームではなく体験だ」系のやつが好きな人は絶対にやるべきです。
とはいえ、海外インディーはこういう類の奴が多いし、もう一歩「ゲームかつ体験だ」まで踏み込んでほしいとも思う。それこそリスペクトしてる上田文人ゲームのように。
とりあえず「The PATH」と同じ心のフォルダに放り込むことにした。
時々引っ張り出してきて楽しもう。
丸太さん(何と声はあの須田さん)の台詞や「私、めっさスゴイ。」とかの緩い翻訳も好き。
2013年2月3日(日)
無料キャンペーンと何かチャ・ザの話
先日お知らせしたKindle版ですが、無事iOSでもDLできるようになったみたいで、やっぱり時間差なんだろうか……。
ともあれ、問題はなさそうなので、無料キャンペーンを使用します。環境ある方はどうぞ。期間は来週の三連休挟んで、2/8-2/12に設定しました。
それだけだとあまりに短いので、何となくチャ・ザの話。
質問企画で何でチャ・ザ好きなんですかと聞かれて、何でだっけと思い返したので。
確かに「ラック」はLv1でいきなり使える特殊神聖魔法で、これのためにチャ・ザ信徒だった人って結構いると思うのですが、実のところほぼマスター専だったので、あんまり関係はないんですよね。プレイヤーの時もまず神官しなかったし。
それじゃ何で五大神の中でいまいち教義が掴みにくいチャ・ザ贔屓なのかというと、その「宗教らしくないところをどうやって宗教くさくこじつけるか」ってのが多分楽しかったのだろうと。
ぶっちゃけた話、チャ・ザって立ち位置からして世俗すぎて、わざわざ神殿として出しにくること少ないと思うのですよね。適当に出すと、単なる守銭奴じみたフレーバーになってること多い。幸運と商人の神という点からしても現世利益的ですよね、現代のお稲荷めいて。
でもやっぱりそこは「神官」な訳で、どこか俗とは一線引くところがあるはずで。そのラインを成立させるのが面白かったのでしょう。
あまり影響はされてないと思うけど、世界で一番勢力の強い「商人の神」はイスラームなんだし。契約の神の側面を付与されてもおかしくないんだよなー。
まあそんな感じでした。
2013年2月4日(月)
無料キャンペーンとある深夜
Kindle版の無料キャンペーン、昨日から始まってますので、興味ある方はどうぞ。次の火曜日までです。
冠を持つ神の手 外伝1「八年前、七年前、そして一年前」 [Kindle版]
これ、端末なくても買えるのかな。無理かな。たぶん紐づけてないと無理か。
近頃、「One Late Night」という海外ホラー(FPS ADV)のフリーゲームに手を出してますが、これはなかなか怖いな。
深夜のオフィスで一人居残る主人公、しかしナニかの気配が迫ってくる……というあるあるな状況ながら、説得力のある舞台設定がうまい。オブジェクトに実在商品(ケロッグのシリアルとか)のテクスチャが貼ってあったりして、それなりにリアルだし。これ怒られないのかな。
今はフラッシュライトのバッテリを捜しつつ、ナニかが姿を現し始めたり、正気度が減って視界が歪み始めたりしたところです。正気度をパラメータとして保有してるかは分からないけど。
「出るぞ」と分かっていてもビクリとしてしまったので、ホラー耐性のない人や似たようなシチュエーションを良く体験している人はやらない方がいいかも。まあ、日本で、それぞれが個室与えられるような環境で仕事している人は少ないか。
ただ、一つ難点は、セーブをしたり、コンピュータ内のファイルを覗いたりする時に、自分でUNIXコマンドを打たなくてはいけないハードルの高さ。CUIの基本知らないと詰むのでは。必要なのは、helpコマンドで出てくる、cd,ls,cat,echo,saveだけだとは思うけど。基礎しか分からない自分は、今のところechoの使いどころが分からないし、中のファイルも全部覗けない。まだクリアしてないから断言はできないにしろ、今後謎解きに必要そうな感じなのですが。
英語はそんなに難しくない感じです。流し読みだけど。
2013年2月9日(土)
攻略支援パッチの更新について
メールフォームからご連絡をいただいたのですが、連絡先が不明で返信ができなかったので、こちらで失礼します。
以前にもお知らせしましたが、まだ同じように差し替えが済んでいない方もいらっしゃると思うので。
攻略支援パッチにつきましては、10/03/20に新バージョンへの差し替えが行われています。
それ以前のバージョンをお持ちの方は、新バージョンへの差し替えをお願いいたします。
差し替え方法ですが、販売サイトで再DLしていただくか、当サイトのDLページのURLが支援版に同梱のreadme.txtに記入されているので、そちらをご参照ください。
ただし、DLsiteの古いものですと、readme.txtに攻略支援パッチDLページへのID/PASSが書かれていないバージョンがあります。
加えてゲスト購入の場合は再DL期間も過ぎていますので、下記ページの水色で囲まれた※機能の追加についてをご参照いただき、交換フォームで必要事項をお送りください。
攻略支援版概要ページ
お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。
2013年2月10日(日)
疑似家族という物語
自分の好きなジャンルというかシチュエーションの中に「疑似家族もの」というのがあって、つまり他人同士が何らかの形で「家族」というものに擬態して生活しているものの、物語が進むにつれて瓦解していくというそれである。
実の親子じゃない、程度の話なら物語の中には腐るほどあるけれど、家族全員が他人であるというのは珍しい。ポイントは「夫婦でさえも擬態である」部分かな。夫婦が大勢の養子を取るという形態だと、ありがちだしちょっと違うから。情以外のもので繋がっているのが望ましい。
世にも奇妙な物語の中の「にぎやかな食卓」というのが正にそれで、かなりのお気に入りだ。そのものずばりの「レンタル家族」という題名の作品もいくつかあったと思うけど、どれも未見なので何とも言えない。そういえば「サクラテツ対話篇」もそういう話だった。打ち切りの間際の中で何かバタバタ話片付けた記憶が。
これらのシチュエーションの好きポイントは何なのかな、と考えてみたところ、まず「何も知らない」子どもが主人公であることに気づく。
つまり、これの内包するテーマは「子どもの自立」なんだろうな。家族は完全に解体されて、もう頼れなくなるのだから。それでも前を向いて生きていくことの肯定なんだろう。
だからこそ、家族が「疑似家族」でなければならないのか。「本当の家族」が解体してしまうのは重すぎる。
自立だけを鮮やかに切り取るための装置なんだな。
と、この前分析しました。おわり。
何か素敵な「疑似家族もの」があったら教えてください。
2013年2月19日(火)