過去録
ホビットホビットホビット
そんな訳で先日さっそく足を運びましたよ。
目まぐるしく楽しい三時間弱、あっという間でした。長いと思う暇もなかった。
このレベルの映像でファンタジーを見られる時代になったんだなあと感慨深いものがあります。小汚さというか生活感とクリーチャーがしっかり融合しているというのかな。現実味のある世界として描くことが可能になったんだなと。
とはいえ。
とはいえ、一本の映画として二部を見ると、ひどいもんだなあという気もしないでもないのも事実。何せあれだからね、終わり。
やったことといえば、ドワーフが逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まるぜ、というだけの筋を派手なアクションでつないだだけではある。
いやもちろん、一部の時にも書いたと思うけど、頑張って子ども向け描写なドワーフたちを格好良く仕立てようとしてはいるのです。その辺りに不満はないのです。13人のドワーフという、もう前提条件からして困難な話を、何とか削らずに変えずに運用してるんだからなあ。
本当、LotRの成功がなかったらやらせてはもらえなかったよなあ。
絶対七人ぐらいに削られて、ヒロインも入れられて、って改変されただろう。ドワーフって設定自体がなくなってもおかしくなかったかもしれん。
さすがに今回で二手に分かれるという改変はされたけど、これは納得がいく。居残り組が街で活躍するんだろうし、ドワーフ個々のキャラ立ては必要。
一番たぶん揉めるところであろう恋愛に関しては……うーん、別にいらんなあというのが正直なところ。でもまあ眉を吊り上げるほどでもない。それにしてもタウリエル役の方の容姿が、まさに向こうの人が描いたエルフ顔どんぴしゃりでちょっと笑ってしまった。ルールブックとかによくいるわー、こういう人−。
今回の一番の見所は、やっぱりスマウグだなあ。
すっかりモンハン脳になってしまっている自分は、見る度に「ベースはミラボレアス……そしてティガ骨格」「炎ブレス緊急回避……やはりミラボレアス」とずっと頭の中ぐるぐるしてましたが。
まあ設定的にもミラボの源流がスマウグだろうしなあ、直接影響があるかどうかは知らないけど。
モンハン知らない人はこれの最初のムービーとか見ると気持ちが分かると思う。
[MH4] 黒龍ミラボレアス
そうそう、「いくらレゴラス大活躍とはいえ、これを一部よりヒットさせるのは正直無理だな」と思っていますが、一つだけ可能性があるとしたら、モンハン層の取り込みかなあという気が。「実写版モンハンだぜ!」とか言って広めよう。あと4はもう無理だから、4Gでコラボとかしよう。片手剣つらぬき丸とか太刀グラムドリングとか作ろう。それしかない。
とにもかくにも、全てをまとめる三部、楽しみに待ってます。
2014年3月6日(木)