「冠を持つ神の手」質問企画1

世界について

グラドネーラの科学技術、文化について。
電気工学分野はあまり研究されていない(?)ようですが、医学等の分野の発達度合はどの位でしょうか?
高度な医術は存在せず、薬学と簡単な外科程度で、後は自然治癒に任せる形になります。
神殿は神より授けられた独自の医学技術を有しているとの噂ですが、大っぴらにはされていないので真偽は分かりません。

三足族は迫害されていたようですが、成人まで性別が未分化である事と関係しているのでしょうか?
また、現在も迫害、蔑視対象とされているのでしょうか?
三足族が迫害されていたことには、色々な理由づけがなされていたようです。もちろん未分化で生まれてくることもその一つでしょうが、一番頻出する理由は、かつての魔法王国は三足族の王が支配していたという記録によるもののようです。
かもかての時代は完全に種族国家で分断されていますので、リタントにおいては三足族しか居住しておらず、種族差別は存在していません。ただし、壁の向こうでは話は別で、もし迷い込むようなことがあれば、化け物として追われることになるでしょう。

魔術師が忌み嫌われるのは、魔物に通じた邪悪な存在と捉えられているからのようですが、主人公には魔法の素質があるみたいですね(武勇や知力等、少なくとも特訓可能ジャンル全般に努力すれば伸びる素質があるようですが)。
魔法の素質は何と関連するのでしょうか?
そのことについては、本編中である人物がそれなりに教えてくれると思います。
ただ、その人物も全てを知っている訳ではなく、偏見で目が曇っている部分も多々あります。人間である以上、仕方のないことですが。

主人公は継承者、つまりは神の選定人という事ですが、神と魔物は対立する存在なのでしょうか?
神と魔物は相容れない存在であり、かつて降臨したアネキウスが魔物を倒し、封じ込めたと伝わる場所が、グラドネーラには幾つも存在します。
神と魔物は相争う存在との認識が一般的です。

かつて魔法王国があったという事ですが、現在でも隠れ里のようなものが存在するのでしょうか?
そのような噂は絶えず、深い森や険しい山々の奥、魔の草原の中、海の小島には魔術師が潜んでいるというのは、定番の脅し話です。
子どもの頃にそう言ってしつけられるので、大抵の人々の胸にそのお話はしみついています。