Southward(おまけ3)

組み合わせ所見(第十二話後書き)

はい、十二話が終わりまして。
八話後書きで書いていた、セピアの態度におけるあまりシリアスではない理由の正解は、酔っ払いを警戒していた、でした。苦い思い出があるようです。実際、八話ラストのアピアは酔っ払いでした。仕様がないです。

以下、何となく組み合わせ所見を書いてみます。
ミュア・ニッカ
たぶん地味に一番会話をしている組み合わせ。というか、残る地元民がシードのため、 必然的にこの二人が常識的なリード役となるのは仕方がない。仲は良いんだろうか。 良いと思います。
ミュア・シード
何だかんだでミュア上位で固定した組み合わせ。お小言をシードはほぼ聞き流してい るが、言われるのは面倒らしく頻りに気にする。結局シードは女性に甘いです。マザコン 面がある故か。
ミュア・アピア
大抵セピアつきのためか、一対一ではほとんど話してないはず。ひょっとして十二話が 初めてだろうか。とはいうものの、一番普通の友達っぽい会話が出来る組み合わせだ と思います。
ミュア・セピア
得体の知れないところのある男勢と違い、セピアにとってミュアは接し方が分かりやすい。 弟妹の世話をしていたミュアにとってもセピアは扱いやすい。お互い慣れている楽な相 手ということでしょう。
ニッカ・シード
話中でまともに会話を描写したことがないような。でも仲は良いです、彼らなりに。ほぼ 同室ですし。会話は傍で聞いていると、きっとすごい方向へ転がっていきます。
ニッカ・アピア
この二人も差し向かいで話したのは五話の一回のみかな。お互い探り合いなので微妙 な距離が。その辺りの事情を差し引いても、あまり喋らなさそうな感じではあります。議 論はしそうですけど。
ニッカ・セピア
九話で喋り倒しましたね。ニッカの本気だか冗談だか分からない態度を、セピアは区別も 受け流しも出来ないので、結構楽しんでると思います、ニッカが一方的に。セピアは全員 と仲の良い柔軟性のある子です。
シード・アピア
シードが迷走する時は、自分の気持ちを見誤っている時。アピアが迷走する時は、自分の 気持ちを自覚している時。まあそういう感じです。こいつらは放っておくが良いでしょう。
シード・セピア
兄と弟な感じになっている組み合わせ。ソリッツ加えたサレッタまでの珍道中は書きたかっ たのですが、本筋ではない為省きました。お互いに内心ちょっと思うところはあるものの、 基本的にはほのぼの路線でしょう。
アピア・セピア
実の兄弟のくせに、他よりあんまり兄弟らしくないかも。十話で見せたような相互の執着心は、彼らの抱える事情や背景のため。ということで、次回よりその辺りの開陳が本格的に開始します。

[一覧に戻る]