初期設定とかの話(第十五話後書き)
背景語りをようやく終えまして、第一章残り七話(予定)で後半戦に突入です。当初二十話くらいかな、と思ってましたが、二話ぐらいはみ出す計算です、現在。
それにしても王子て。今だったら絶対持ってこない設定です。さすが中学生。いやまあ、まだまだアレげな話になっていくのだけれど。何と言うか少年漫画のテコ入れみたいなアレに。
ということで、この話やキャラの基本ラインは最初期に作ったものよりあまり変えずに使っているものがほとんどだったりします。主人公組なんて名前も容姿も性格も変更ないや。
何となくその辺りの話を書いてみます。
■ミュア
最初から主人公内リーダー設定です。シードがあれなので喰われやすいですが、でもやっぱり主人公内リーダーなのだと。例え一人だけ他の人と絡む背景がなかろうと。ええ。
そのうち覚醒してスーパーミュアになります。なりません。
■ニッカ
三足族は……最初本当に足三本ありました。しかもこの人なんか腰に蓑つけてました。どんなデザインだ。壊滅的な自分のセンス。それはあんまりなので、変えましたけど。何で三足族かというと、昔は尾(爬虫類系)を所持していて、それが足に見えたからです。今は退化してます。
■シード
有羽族は最初もっと機械っぽい羽根だったのですが、それも邪魔すぎるので今の形に。色々な世界設定の問題も含め。この人は昔変なペットを頭に乗せてました。どんなペットかというと木。ミニ木。
それにしてもいい加減ばればれだろうあんた、と書いてて思うが、本人まだ気づいていないっぽい。自覚したら無敵モード。
■アピア
年を重ねるごとに、マイナススペックばかり搭載されて可哀相。今後鬱陶しいモードが続くが、それは自分がそういう人を書くのが好きだからという迷惑な理由のせいなのだと思います。
最初、未成年の三足族は未分化ではなくて、どっちにでも変身できる設定でした。
■セピア
髪が短くなった以外は全然変更点はなしかな。良い意味でも悪い意味でも、自分の中で安定性抜群のキャラ。
そういえば、十話辺りを書いている途中にセピアを養子設定にしても面白かったかもな、と思いつきましたが、もう遅かったのでそれは別のところに流用することにしました。
■ランス
いたはずの六人目。生耳族少女豪商の娘。祖母コンのためババ趣味の天然さん。話を構成しなおしたら、どうしても居場所がなかった。これによりミュアは紅一点状態になり、純生耳族がいなくなってしまいました。奇天烈な髪の毛とか気に入っていたのだが。
■リーム
初期の話では、ランスの追っ手と共に延々追っかけてくる人でした。一章まるごと。ランスが消えたのと相俟って、短い出演に。説教キャラは貴重なのだが。
■サラリナート
追っ手の指揮官設定でしたが、さすがに子供にやらせるのは現実味が薄いので今の形に。その頃はもっとコメディ色が強かったから。くそぉ、覚えとけー、みたいな。
名前も容姿も気に入っているキャラ。
■ディーディス
もっと何も考えてない軽い感じでした。ってまだこの人名前しか出てないから、もっとも何も。昔の名前を思い出せなかったので、新しくつけました。
■トーニナ
サラリナートの指揮官脱退に伴い、今回作りました。中間管理職って大変ですね。
■ゼナン
悪役需要に伴い、同上。まあ、単にちょっとイリーガルなだけの人ですけど。実はトーニナと共に、書いててかなり楽しい。主人公組、甘っちょろいから。
■ナッティア
この人もまだ名前しか出てない。最初は兄ではなくて従兄弟設定。しかも横恋慕設定。それもまた三足族という種族独特の話になるので捨て難かったのですが、違う方向にしときました。
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