オマケダブン

なんとなく駄文。

七ツ寺共同スタジオとか

 名古屋小劇場のメッカ、七ツ寺。
 ここがなかったら名古屋の演劇はどうなってたんだろうなと思うと同時に困りものな存在。
 いや、やる側としては良い小屋なんですけども、観る側として。

 例えば「演劇とか試しに観てみたい」という人を連れていこうと思う。七ツにはちょっと連れていけない。元からアングラ趣味とかでないかぎり、まずあの外見を見たら間違いなく引く。引きまくること間違いなし。
 中に入ったらさらに引くだろう。七ツの客席の作りの基本は全席桟敷だからである。箱馬の上になんかいつ干したか分からない布団類、で暗幕。すいているなら良い。キャパの90をゆうに超える時など悲惨である。桟敷にぎゅうぎゅう、ほんの少しの身動きすらできるはずもなし、夏は暑く冬も暑く、最前列にいようものなら役者の汗やら唾やらが飛び散ってくる。体力に不安がある時はとても入っていけない空間である。昔、真ん中に舞台を作って、その周囲に椅子という変則的な舞台組みをしているの劇を観た時は入った時大変安心した。
 せめて雛壇にしてくれたらなあと思うが、それではキャパを上回る人出が予想された時に対応しきれないのである。私は学生劇団所属時、二回七ツで公演を打ったっきりであるが、その大体の公演日で無理やり列を増やして人を詰めていたもんである。桟敷でなければ無理な技。困った困った。

 という訳で七ツには気軽に人が誘えなく、状況を知っている人だと敬遠されることしばしば。このままじゃあ小劇団を観る人数増えないだろうなと思ったりもする。
 いやほんとやるには良いんですが(公営小劇場は大きすぎるし、名演はつぶれそうだし、ひまわりホールとかも組みにくそうだし)。

おまけ*七ツの思い出
・通し稽古中に漏電でヒューズが飛んだ。 本番でなくて良かった。
・オペ室(というか穴倉)から出る時思いきり頭打った。というかこれは誰でも一度はやると思う。

(2001.10.18記す)

王者舘病

 と自分が勝手に呼んでいるものがありまして。今のところ私と羅伊紀しか罹患者がいない(というか周りで王者舘観ている人がいない)ので普遍的な現象かどうかは知りませんが、結構はまりはじめに誰もがなるんじゃないかと考えているのでここに書いてみます。
 主な症状は二つ。
1.周りの会話がすべて台詞に聞こえる(特に見終わった後顕著)
2.あまつさえ、その会話に多重の意味をとってしまう。
 どんなもんでしょうか。

(2001.12.22記す)

感想を書くということ

 王者舘に惹かれてからというもの、ネット上の過去の作品レビューなどをとにかく虱潰しに探して読んでみたりしたものですが、感想書きにくいという声が結構ありますなー。特に内容につっこんだ感想ってあまり見ない。いやもう気持ちは分かりすぎるほど分かるのですが。すごく的外れなこと書いてるんだろうなと思ったり、自分ごときが色々言えるもんじゃないだろうと思ったりするですものね。「ぜんぜん分かってないよコイツー」と見られる怖さよ。
 けれどけれど。
 “本当に分かっている人”っているのだろうか。いや“本当に分かる必要”ってあるのだろうか。と思うのです。
 王者舘の芝居ってのは、【アタシ】の芝居であるのだから。
 統一見解なんて決定できるもんじゃないのは明らかで、大体公演中に分からない分からないと思いつつも、それぞれの頭の中ではそれなりにあやふやながらも筋やら想像やらが組み立てられているはずで。
 私はそれが聞きたい。
 これがもう個々人ですごくスレまくると思うんですや。そのズレたるや、その語る人々の価値観とか思い出とかにかなり左右されると思うんですや。だから王者舘の芝居を語ることはすごくすごく刺激的なことになると思うのですが、いかがなもんでしょう。
 評論じゃなくて、感想。普遍的に人を納得させる論拠なんて提示しなくていいから、思うがままの個人的な感情。そこに間違いは存在しえない。
 問題は、そのズレが許容できずにそれは間違いだとしてしまう人がいると揉めることですが、そういう人はあまり王者舘の芝居と水が合わないと思うので大丈夫なんじゃないかなあと気楽に考えたりもします。
 という訳で感想を書く人が増えると、私喜びます。好きなシーンだけでもいいから。聞きたい聞きたい。

(2001.12.22記す)

役者さんについて

 本当にお世辞ぬきにどの役者さんも好きなのですが。
 初見で一番印象に残ったのがカナタニさんで、動きすごいなと思ってるのが夕沈さんで、台詞回しが好き(特に緩急)なのが中村さんで、可愛いなあと見とれるのが山本さんで、キャラ立ちすぎてるよと思うのがゴロさんで、気になってるのが栄さんで、一番好きなのが松宮さんです。
 観る度、好きな人が増えますよ。ええ。

(2001.12.25記す)

とある軌跡

「コンデンス」は一人淋しく観にいきましたが、「くだん」や「大熊猫中毒」はこのサイトのお絵描き係の羅伊紀も一緒に観ております。そのはめ方の軌跡。

「コンデンス」に一緒に行くかどうか迷って結局とりやめる(私も初見なのでオススメはできなかったし)
 ↓
「パウダア」のビデオを貸す
 ↓
「くだん」一緒に行くと言う
 ↓
小熊ヒデジさんにはまっとる

 という訳で、羅伊紀の人は小熊さん情報を怒濤の勢いで求めていたりしています。簡単なプロフィールとか出演情報とかあったら、メールでもTOPのBBSでも良いのでお教えいただけると喜ぶかと思います。
 私は奴に「コンデンスには小熊さん出てたぞ、 やーいやーい観にいかなかったんでやんのー」とか言ってみたりもしています。
 それで、一月の七ツ寺プロデュース「職人の森」は観にいくこと決定なのです。

(2001.12.27記す)

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