Writer:Oumi

過去録

こういうことをやっていたりします

何だか景気の悪いところで更新止まってて申し訳ないような。ヘロは逝ってしまいましたが、ムジは無駄に元気です。
お仕事と勉強+ろくでもないことをやっていると、なかなか更新の気力が湧いてきません。
くだんも夢の肉弾も夜叉ヶ池も観てます。百人芝居も観に帰りますとも。

ろくでもないこととは、ゲーム(人狼とか、ツクールとか色々)とか、まあ、民俗学関係のもの作ってたりとか。
半分趣味で半分勉強。民間信仰ってなんか無茶でいいよね。

そういえば、七ツ寺に行く途中の民家に赤い御幣が飾ってあるのを見つけてちょっとびっくりした。
赤い御幣って疱瘡神除けだけど……今の時代にそのためにやっているとは思えないので、厄神除けなんだろか。あれは売ってるのだろうか。とか色々考えた。

2005年6月18日(土)

400字小説

 二つ目のシュークリームにかぶりついた途端、歯が何か硬いものに阻まれた。古めかしい小さな棒鍵が中に入っていたのだ。
 明らかにいたずらだ。クレームを入れてやるつもりで、パックの裏に貼ってあるシールを見てみると、そこにはこんな文字があった。
『毒入りシュークリーム。解毒剤入り』
 まさか、と思う間もなく舌が痺れる感覚が襲ってきた。救急車を呼ぶも、目眩がひどい。間に合いそうにない。解毒剤。この鍵が? 慌てて部屋を見回す。玄関。窓。戸棚。郵便受け。合う訳ない。そうだ、買ったスーパーに……と思った瞬間、意識がかき消えた。
 そして俺は病院で目を覚ました。
「愉快犯ですよ。死ぬ薬物じゃありません」
 やってきた刑事は顔をしかめながら言う。
「じゃあ、解毒剤入りってのも嘘……?」
 しかし刑事は首を振り、あの鍵を取り出す。彼が鍵の頭をひねると、そこが外れて中からカプセルが一つ転がり出た。
-------------------------------
ちょっとした課題でやった、原稿用紙一枚の小説。

2005年6月26日(日)

Akiary v.0.51