Writer:Oumi

過去録

グラドネーラ話をまとまりなく

さて、あんまり動きがない当サイトですが、その通りにあんまり何にも進んでいません。
手はつけているけど、なかなか進まんなー。

ああ、そうだそうだ。
前のバグ修正の話で触れ忘れましたが、かもかてで事典の記載と本文中の記載が異なることがたまにあります。それはごく単純にミスの場合もありますが、わざとの場合もあったりします。どうしてかというと、あの事典はメタ的なものであり、そこに書かれている方が事実だからです。とはいえ、そんな箇所がたくさんある訳ではなく、たぶん一つか二つぐらいかな。覚えてないのですが。

話変わって。前からグラドネーラの地図を何度か描き直しているのですが、どうも綺麗に描けない。のはたぶんデザイン的に良くないからだろう。色々と大雑把にすぎる。
とりあえず南側まであるのを公開するのはこれが初めてかな。
グラドネーラ全図
まあ、どうせ沈むし。と投げやりな態度をとってみる。

まだどっちも手をつけていないので何とも言えない感じですが、Southwardを再開するか、三代四代リリイル周りの外伝を書くか。
Southwardかなあ。読み返しはしました。ただ、ここで止まっているのはここから先がすこぶる危険なせいもあり。
かもかてで判明していない幾つかの不明点はSouthwardの方で提示されます。でもたぶん判明しない方が良かったと思うよ。

「栗鼠野郎栗鼠野郎って、栗鼠なめんな」って、構成変更のせいでSouthwardに出てくるかどうか怪しい栗耳種の吟遊詩人パーシィルさんが言ってました。この前、脳内で。

2010年10月1日(金)

続きとウィルスとヴァイルと

お待たせしました、四コマ続きが届きました。
まだ続くよ。それにしてもすごいところで切ったものだ。あと、トッズだけで力尽きないか心配です。

さて、お知らせが一点。
先日より、AVG(フリーウィルス対策ソフト)で、吉里吉里本体がトロイ検知されるとのお知らせをいただきました。
これは誤検知ですので、ご安心ください。元々、吉里吉里本体はウィルスソフトの誤認識に引っかかりやすく、何度か同じような事態が起こっています。
万一、こちらのPCがウィルス感染していたとしても、吉里吉里本体にウィルスが入り込むことはないはずなので(data.xp3にはあり得る)、その点は大丈夫です。

そういえば、新しいポケモンのキャラの中にヴァイル成人男に極めて類似しているキャラがいると聞いて、いそいそと公式なぞ見にいってしまいました。
……ああ、これは似てますね。かなり似ているぞ。
ポイントは髪の色と横はねっぷりでしょうか。あちらの方が髪は増量してますが、デフォルメ絵柄のせいもこれはあるか。
しかも○様という設定も共通か。偶然のかぶりとはいえ、面白いなー。
これはあれですか。パクりだと弾劾される前に先手を打って電波っぽい糾弾サイトを作って「任天堂が盗作した!」とか訴えた方がいいですか。
というような話をさっき羅伊紀にしたら、「『花咲ける青少年』のルマティがヴァイルに似てる」と言ってました。容姿の話だけど、自分もヴァイルを書く時にその辺りは確かに頭の隅にいたかもなー。
容姿的には同作者の「OZ」のネイトがトッズと似てるような気もしたが、あれは一応美形枠か。

2010年10月3日(日)

持っててよかった

そういえば前回の雑文ですが、「似てる」という話はあくまでぱっと見だけの話であって、設定とか性格的なことは新ポケモンやってないのでほとんど知りませんと追記。
ポケモンは赤しかやってないので、自分の中ではいまだ151匹。
もちろんプレイすればちゃんと面白いというか頑張ってしまうことは分かってるけれど、何だか機会がなくてやっていない。
一番最初タイプのピカチュウが、おにぎり体型の野生ぽく感情の薄い顔をした奴が好きでした(今調べてみたら、そのデザインは青だった)。首がはっきり分かってやたら人間くさい顔してるのは獣としてあんまり。牙を抜かれたピカチュウ。

まあ、それは置いておいて、近頃アーカイブが充実してきたせいで、PSPが気になって仕方がない。どうせ買ってもそんなにやらない気もするけど、往年のゲームがなあ。ついにガンパレも来たのか。絶絶3とかもやりたいしなー。んー。

2010年10月6日(水)

宗教と科学と量子論と

この雑文でも同じようなことを何度も書いているような気がするし、まあこんなところでくだ巻いてても自己満足であるのだが、また書く。何っていうか宗教系の話です。また。
何を言いたいかというと「科学によって宗教は死滅させられる」という良くある論理の思い違い。それはまったくの認識違いで、科学は宗教の対立概念ではない。よって、科学ではけして宗教には勝てない。宗教的迷妄は破れるけど。
例えば、涙を流すマリア像なり仏像なりがあって、それが神意を顕すとされているとする。科学はその現象を、湿度とか温度差とかで説明できてしまう。けれど、それで神意は否定できるか。できないのです。何故ならば、その現象を起こした湿度やら温度をもたらしたのは神だとの論理が成立しうるから。
科学で否定できるのは宗教的逸話に過ぎず、根幹は痛くも痒くもないどころか、むしろ科学を取り込んで強化したりする。
神はアダムとイヴを土と肋骨から作ってはいないかもしれないが(それは比喩で片付けられる)、「光あれ」とビックバンを起こしたのだ、的に。
「宗教なくなれ」という人の気持ちは分かるけれど(宗教絡みの嫌なことはたくさんある。身近だったらたまらない)、対抗手段は間違えない方が良いとも思う。彼らが必要としているのは感情なのだ。そして、とりあえずのところ人間社会は感情を排除しない。むしろ重視する。論理的であれ、と言いつつも、私たちは完全に論理的な者に人間的魅力は感じないだろうから。

話変わって、先日ようやくイーガン「宇宙消失」を読んだ。量子論的世界の話なのだけれど、どうして物書きが量子論をあれほどまでに好むのか、分かった気がした。
つまり、嘘くさくなく「神」を作れる理論だからなのだと。
「私は神になる」とかいう科学者も今は昔、一個人で神になれるような、世界を創造できるような科学者なんてお伽話だと皆分かってしまっている。ならばと、コンピュータ演算世界が現れたが、それもまだまだ虚妄の世界だ。
だけど量子論なら、究極的には知識も技術も予算も関係ない、「観察」だけで世界を確定できる。その魅力には抗いがたい、ということかなと。

神は死んだ、でも宗教的なるものはけして死ぬことはない。
あ、そうそう、宗教の対抗者は哲学だとは思うのですが、結局ゆるやかに融合していくだけのような気もするな。同根だし。

2010年10月9日(土)

ゲームできたよー

十月に入ってから、せこせこと何をしていたかというと、ゲーム作ってました。
こういうの。

ごく一部の方は見てお分かりの通り、そのまんまです。
ボードゲーム「パンデミック」を吉里吉里で再現。
何がやりたかったかというと、ただ単純に「一人詰めパンデミック」をやってみた時に、ルールの適用やら処理やらをぼろぼろミスしまくっていて、それなら手軽に一人パンデミックをできるようにしてやろうじゃないか、とそれだけ。
つまり自分用です。オープン公開はしません。
というか、ボードゲームのルールは著作権の範囲かどうかとか何か微妙な辺りらしいし、実際非公式のオンラインサイトとかもあるのですが、流石にこれは性質上おおっぴらに配るのはまずいだろうと。
前の中途半端なカタンと違って、vsシステムの協力ゲームなので、AIとか関係なしに普通に遊べることになってしまうし。
ただ、これがボードゲームの購入層を喰うかというと別にそんなことはないだろうなとも思うこともあり、むしろこれで布教できないかなという目論見もあったりして、そのうちクローズドで細々と公開するかもしれません。かもかてデバッグ版ぐらいの感じかなあ。

ともかくも、今までのゲームはその雰囲気上ウェットなデザインになっていたけど、これは違った感じに作れて面白かった!

とりあえずまだバグとか怪しいし、実装できてない機能とかもあるので、自分が散々遊び倒してからの話になりますので、興味のある方は気長にお待ちください。

2010年10月11日(月)

ウィルスと栗

わーい、パンデミック大変面白い。
などというと手前味噌ですが、別に自分が作ったところが面白い訳でなく、元のルールが面白いのに他ならないので問題ない。
何とか標準まで勝てたが辛い、と思いきや、処理をミスして通常よりも難易度が高くなっていた。まだまだバグの油断がならない。
作り始めたのが確か九月の終わりぐらいだった気がするので、ルールさえしっかりしていれば半月ぐらいでこの程度のものは作れるのか、と思う。翻せば、「きちんとしたルール」を作るのにいかに時間と労力がかかるかということなのだろう。
それにしても面白いので、拡張も買うこと決定。皆さんもいかがですか。今ならAmazonで三千円しませんよ。
しかしこれで慣れてしまうと、いざボードをやった時にパンデミ奉行(協力ゲームなのに他プレイヤーを説得ではなく仕切ろうとする)になりそうで怖い。

ところで栗のおいしい季節ですね。
先日、モンブランミルクレープを食べながら、果物好きの誰かさんがもうちょっと幼い頃、隠し持ったそれをわくわくして夜の篝火の中に放り込み、ひどい目に遭う(※主に張り番の衛士が)光景を幻視しました。
しかし実際調べてみると、どうも直火に栗を投げ込んでも爆ぜないらしい。何だと、夢が壊れた……。
……いいのです。グラドネーラの栗は爆ぜるのです。そう決めました。

2010年10月13日(水)

そのふざけたフラグを

さて、大体パンデミックに組み込みたい機能は組み込めたので、後はバグに怯えつつ一人遊びし倒すだけです。
そういえば以前「一人詰めパンデミック」と言ったのは言葉の綾ですが(完全情報ゲームじゃないから詰めはできない)、実際カードなどの順番を固定して最適解を探すようなモードをつけてみようかなと思ったものの、元来ままならぬウィルスの猛攻に翻弄されるのがゲームの楽しさなので、それは余計かなと一旦保留。
まあとりあえず配布に関しては、自分が英雄級ゲームをクリアしてからかな! と配れないフラグを今回立てるつもりでしたが、さっき初めて挑戦してみたら、あっさりクリアしてしまいましたとさ。とっぴんぱらりのぷう。うーん、やはり運が大きいゲームだ。洒落ではなく。
そんな訳で、もそもそと諸々準備できたら配ると思います。

そろそろいただいたバグ報告や要望が溜まってきたので、かもかての方もいじりたいのですが、今週末はちょっとばたばたするため更新もままなりません。
そういえば反転しないバグのご報告をいただきまして、あれに関しては拾いきれない現状が。反転も馬鹿正直に主人公と同条件で判定しているからなあ。強制反転でもいいような気も。それか、判定に関わる値の変動を抑えるのが手軽な方法か。
最後の日に好感度の変動が少ないのも、その辺りの矛盾が怖いが故の仕様だったりします。
ご指摘いただいた変なところはもちろんなるべく直しますが、直したら直したで他の矛盾を引き起こすとの事態が容易に発生する構造なので、そういう時は生暖かく脳内で保管していただけると幸いです。

2010年10月15日(金)

もう少し

この週末で生活リズムを崩してしまったせいで、日が変わる前にすこぶる眠い。
そんなこんなでターン初めがやけに重いという現象に悩まされていたパンデミックも、巻き戻し機能と自動セーブ機能のせいだと原因が判明したため、その機能をOFFに出来るメニューをつけ機能面では解決、後は通しゲームを何度かやって動作確認するぐらいな感じです。
先日の運はどこへやら、標準ゲームでも思い切り負けまくってるけど。
少人数は苦手だな……。

ところで先日の栗の話を、ハーゲンダッツのプリンを食べながら考え直したのですが、栗が爆ぜないというのは直火の場合であって、じわじわ暖めればやっぱり爆ぜるということで良い様子。
さるかに合戦の栗も確か囲炉裏の灰の中に潜んでいたような。
ということは、篝火に直接放り込むのではなくて、薪の下の隙間辺りに突っ込んでおけばうまく爆ぜるのではないだろうか。そして飛び散る薪と炎。
……余計悲惨なことになったぞ。
とりあえずダッツのプリンはおいしいけどどこがダッツかは良く分からなかった。つい誘惑に負けて季節限定のを買ったのがまずかったか。ラムレーズンにしておけばよかった。

2010年10月19日(火)

また余計なことを

パンデはテストプレイで何度も負け越して、どうにか二人プレイ時の研究員&科学者コンビの「病原体はぎりぎりまで放っておいてひたすら薬作りに没頭する戦法」でようやく勝利したりして、そんな中時折マップのつながっていない部分を見つけるなどしつつ、もう大丈夫だなと思っていたのですが、ふと魔が刺してとある機能が欲しくなり、先程まで任意のスクリーンショットを取る方法で四苦八苦してました。
が、まあたぶん出来たので、これで明日辺りに出せるかな。どうかな。

また改めてお知らせしますが、配布ページはパス付きで、パス請求フォームをワンステップ置きますが、かもかてデバッグ版&攻略支援版のパスを持っている方はそれでも通過できるようにするつもりです。
有料って訳でもないので、結構緩めに。

2010年10月22日(金)

Pandemic for 吉里吉里 公開

ダウンロードページ
パスワード請求フォーム

そんな訳でバグが若干、いやかなり不安ながら「Pandemic」公開いたします。
ダウンロードページには認証がかかっておりますので、かもかてデバッグ版or攻略支援版のパスをお持ちでない方はご請求ください。自動返信ですので、有効なメールアドレスだけで大丈夫です。
(攻略支援版のパスはreadmeに書かれていますが、失くしたり忘れたり見つからない方は、請求フォームをご利用ください)

鍵をかけているのは、前から言っている通りにワンステップ置きたいからだけなので、別に秘密にしろとかそういう感じではありません。ただ、ポータルサイトなどへの登録なんかはお控えくだされば。
大体、公式からして無料オンラインサイトを支援してるし、ボードゲーム購入を検討していた人が「これがあるから買わなくてもいいや」ってことにはまずならないとは思うのですが(性質が違う)、まあ一応。
面白かったら是非是非ボードゲームをご購入ください。面白いよ!

しかし、公開前日になって、ルール間違いやルール抜けを幾つも発見するとは思わなかった……。
アウトブレイク連鎖中に重複しないのはアウトブレイクした都市だけ、とか。
通信指令員には二つ目の能力としてワープがあるとか。道理で通信指令員微妙に使いにくいと思ってたんだよ自分で難易度上げてたよルール説明にあんなちょろっと書いてあるだけなんてずるいよ。
どちらもスクリプト少しいじるだけで対処できたからいいものの、しかし発見してよかった。
FAQサイトなどを参考にさせていただいて、ルールの不備がないよう努めたつもりですがご覧の通り残念な有様なので、詳しい方は間違いを発見したら教えていただければ幸いです。
そんな絶体絶命な自分の元に、つい先程注文していた「拡張セット絶体絶命」が届きました。わーい。まだ開けてませんが楽しみだ。

2010年10月23日(土)

パンデ ver1.01

ボードゲーム「パンデミック」、まるで示し合わせたかのように、Amazonで何と37%OFF!! お買い得! 買うなら今だ!

よし、宣伝もしたことだし。
都市間連絡のミスとご要望いただいた機能をつけて、23日の20時頃からver1.01にバージョンアップしてあります。
具体的に言うと、デリー・ムンバイ・カルカッタ・チェンナイの連絡が地図からして間違っていたので修正。
後は最後につけたために微妙にエンド記録保存の調子が悪いので応急処置。スクリーンショットがうまく保存されなかった時の場合にファイルがない場合はリンクしないように(こちらの検証では起こらないのですが、Vista以降だと管理者権限とかの関係で起こるかも)、上書きした際に職業欄がおかしくなるので修正。あと、自分のところで再現できたりできなかったりして原因不明なのが一点、記録時に記録リンクが表示されないバグ。現象からしてメッセージレイヤが非表示になってる感じなんだけどなあ。記述的にはならないはずだし、その後やり直したらちゃんと動いたので、原因を特定できていない現状です。特定できたら直します。
機能追加は、職業選択時にランダム選択ができるように。そもそも本来のゲームだとランダムでしたね。もう一つが、現在の基地数の表示です。

まあそんなこんなでデバッグしつつ、ゲームを始めるとついつい終わりまで遊んでしまうのがパンデミックの恐ろしさよ。
「英雄級を二人でクリア」が本日の目標だったのですが、初回は二つの病原体を根絶してアウトブレイクも少なめ、最後の治療薬のカードも集まりこりゃ楽勝だなと薬開発を優先して病原体処理をおろそかにしたら、あっという間に中東・インド周り壊滅。

これはひどい。
続けて第二戦、やはり同じような状況で、この感染処理さえ乗り切れば勝利というところで、北米南米壊滅。

大詰めこそ慎重に動くべきだという教訓を嫌というほど学びました。
そして、ようやく三回目には勝てたのでした……。

2010年10月24日(日)

パンデ ver1.03

皆さん、順調に世界を滅ぼしてますか?
自分はついさっき、とりあえず二、三回滅ぼしときました。
何故かAmazonの値段がさらに1%下がったことと関係しているのかもしれません。してないかもしれません。

それは置いておいて、こそこそとバグ修正&機能追加などしている今日この頃です。
かもかてと違って手軽にUPできるサイズなのは良いのですが、逆に再現しにくいせいもあって原因がつかめないことも多々あるこの頃です。
そんな中、かなり大きなポカをご報告いただきまして、「赤以外のキューブが不足してもゲームオーバーにならない」というのがそれ。イージーミスです。すみません。
でも大抵の場合、キューブ不足になるということは相当ひどい状況なので、アウトブレイクレベルでゲームオーバーになってしまいて気づかなかったとそういうことか。
直しておきました。
後、空輸カードキャンセル時に減るミスも。
他にご報告いただいた「感染カードが多くめくれる」という現象は把握できず、再現できなかったので修正できたとは言いがたいのですが、構文のミスを起こしそうな部分を修正してみました。治ってると良いのですけど。

最後にメニューについてで、「確認メッセージ」をなしにしても出るとのことですが、すみません、それはたぶんこちらの説明不足だと思います。
つまり「確認メッセージ」が何を指しているかという部分で、これは「はい」「いいえ」の選択のあるウィンドウで、押しミスを防ぐために一息置くケースの場合のみのことです。(「治療をしますか?」とかの奴ですね)
「OK」のみの重要メッセージウィンドウや、確認が必須の選択ウィンドウは消えません。
そんな感じでよろしくお願いします。

2010年10月26日(火)

パンデ ver1.04

まだバージョンを上げてますけど、今回は職業選択カードの文面ミス(前にルールを勘違いしていた時に作成し、そのまま直すのを忘れていた)とか、ゲームレベルの画面表示とかの根幹には関わってこない部分の細かい修正ですので、まあ気が向いたらverupしてねというレベル。

パンデミックの作者さんの、同じようなルールでもっと軽めの新作「禁断の島」が欲しいのだけれど、取扱店売り切れで臍をかむ。
で、アメリカAmazonを覗いたらすごく安く売っていて、ならばここで買おうと思ったら、ボードゲームはものすごく送料(関税含む)がかかる様子。しかも一緒に買おうと思ったものは、何故か買えない。どうやら日本で正規ライセンス販売されているものは売れないってことらしい。うーん、まあ版権的な問題としては正しいか。
しかしそうなってしまうと日本のボードゲームショップで買うのと同じような値段になってしまうため、ならば送料として払うよりショップにお金を落とした方がいいよなと断念しました。買うのはまた今度。日本語版も出そうだしなあ。

そういえば「ドイツ行かない?」と旅行に誘われていて「またまたご冗談を」みたいにとりあえずかわしていたのですが、よく考えたらドイツ行ったらボードゲーム買い放題じゃないですか。かなり気持ちが揺らいだ……。
ドイツ語なんて単位再履修した思い出しかないので、翻訳しなくていい奴だけとしても、カルカソンヌ一式とか、Dixitの拡張とかかなり安く……。こんなのに釣られる自分はどうなんだとも思うけど。
あちらはごく普通の玩具店にずらりと各種ボードが並んでいるそうで。日本でどんなにしょぼい玩具店でも各種ゲーム機一式が売られているようなものか。
つい先日までドイツのエッセンで毎年恒例ボードゲーム祭をやってたんですよね。パンデミックにエッセンなんて一般的にはマイナーな地名が入っているのはこのお祭りのためだそうです。

何かパンデの話ばっかで、最近二作読んだ伊藤計劃のことを書きたいと思いつつ、その隙間を見つけられない。次回辺りに。

2010年10月28日(木)

病のない世界

いまだにAmazonのパンデミック値ががんがん下がり続けていて何だこれは変動相場制かとか思わなくもないけど、今回はパンデ話はせずに予告通りの伊藤計劃話をしたいと思います。とはいうものの、実はあまり作品の中身の話はしない。

自分が彼の作品を読んだのはごく最近で、それまではSF期待の新人としてのそのごついPN及びデビュー作名をぼんやり認識していただけだった。そして、機会があってそのデビュー作「虐殺器官」の文庫版を手に取り……まさか何となく目を通した折り返しの略歴にいきなり不意の一撃を食らうとは思わなかった。
「え、え、どういうことだろう」と思いつつ、半ば困惑した気持ちで本編に突入し、中身は少し物足りない部分もありながらも大いに楽しみつつやはり内容が内容だけに最初の衝撃がちらつき、ついに解説に至って詳しい事情を知ったという、そんな読書体験。

そして、彼の遺したものをもう少し読んでみたいという気持ちで手に取った、第二作「ハーモニー」。
間違いなく、この読み方は作者の望んでいない読み方だとは思う。けれど、どうしても読みながら彼のことを思わざるを得なかった。
つまり、病のない世界を書く彼の気持ちはどんなものだったのだろう、と。
繰り返し、繰り返し、作品内でこの世界は病のない健康な世界だと強調される。それはもちろん作品内のテーマと密接に関わっているからだけれど、その一文を見る度に複雑な思いになる。
個を捨て全体のために尽くすことが求められるその「優しい」世界は、従来の文法通りにユートピアを装ったディストピアものとしての装いを踏襲しているし、そう描かれている。でも、やっぱり憧れなかった訳がないと感じてしまう。
物語の焦点はそこにないが故に、何だかとても苦しかった。

正直に言えば、作品評価としては双方とも十分に面白いとはいえ、自分にとってはかけがえのない作家ではないかな、との感想。
二つの作品はかなり似ていて、主人公のスタンスも妙に似通っている。物足りない部分も共通だ(ごく簡単に言えば世界を変えるディティールが不足している。あと「ハーモニー」のetmlのアイデアは面白いけれど、あれをするならもっと文章と感情を切り離した方が良かったと思う)。ひょっとしたら、このテイストしか書けないのかも、という危惧がある。
だからこそ、この先どう進んでいくのかが知りたかったと思う。とても惜しいと。
そういう意味で、自分にとってはきっと忘れられない作家になると、そう感じた。

2010年10月30日(土)

パンデ ver1.05

相変わらずAmazonのパンデミック割引は下げ止まることを知らず、何で今この時にとぶるぶる震えては別にいませんが、しかしタイミングが良すぎ。
在庫処分にしても、ボードゲームなんかそんなに抱えるものなんだろうか。

それはともかくとして、バグと追加でver1.05です。
バグの方は、カード移動時に、持ち札オーバーでなおかつスペシャルカードを持っていて使わないと、アクション消費せずにカード移動が出来てしまうというもの。こっちの変数指定ミスというか、使い回しで名前が重複したため。かもかてもそうだけど、変数管理は頭が痛いところ。後でいじると別のところで実は使ってたりしてバグ誘発したりなー。
で追加。「その発想は面白かった」ということで、かもかてモード追加。
はっきり言ってオリジナルの方が画面が見やすかったりするので、まあお遊びです。かもかたむの時に出番がなかった人たち主体で(有り体に言えばいつも贔屓されてる幼なじみ組除外)。最初は神殿組がいなかったものの、三種にしてみました。神殿と裏舞台はどうも一人足りなかった。
これでオリジナル版の方に変なバグを起こさなければいいのだけど。……起こしそうだ。もちろん何度もテストプレイはしましたが、いつものことだから。

そういや拡張版はまだぱらぱら目を通しただけなのですが、追加役割カードはやっぱり複雑化してるなー。拡張なしでもバランスすごいから、これらを入れてうまくいくのかどうか見当がつかない。
ウィルスキューブを入れるペトリ皿は雰囲気出て嬉しいけど、これにキューブを移し替えたら箱が一つで完結しなくなるのではないだろうか。

あと、パンデ話で書きたいことといえば、スペシャルカードの「人口回復」について。
これ、どうもカード名と「感染カードを抜いてゲームから除外する」という効果が結びついてないような気がするのだけれど、原文は「Resilient Population」。これ、たぶん「回復力に富む母体群」とか「回復した人々」とかの意味の方が近いんじゃないかなと思うのだけど。つまり免疫があるので感染しないと、そんなイメージ。
まあ、それをぱしっとしたカード名にするのは難しいか。翻訳って難しい。

2010年10月31日(日)

Akiary v.0.51