Writer:Oumi

過去録

質問企画やるっぽいお知らせ

皆様、遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
今年も適当にやっていきます。

ということで、前々から言っていた質問企画の日程をば。
質問受付を1/15〜31、順次回答していくつもりです。
形式は2と同じで。
前は結構来たために多くて読みにくかったので、キャラ別とかに分けようかなとも思ったのですが、それだと分類しにくいのが来た時困るなと思って、前のまま垂れ流すことにしました。
質問どしどしお寄せください。
ごくいい加減に答える予定なので、質問する側も適当にどうぞ。
というか前答えたことを大して覚えていないから、かぶっても平気。

2013年1月9日(水)

質問企画 三回目

そんな訳で、三回目始めます。
ページはこちら。
寒くて手がかじかむので、適当にやります。
もしフォームがうまく動かないとかありましたらお知らせください。
あ、質問が表示されるのは回答されてからになるのでご注意ください。

2013年1月15日(火)

ゲーム・オブ・スローンズ

質問企画を答えてて実感したのですが、ぱっと答えられると思ったもの以外は答える気が完全に減衰するので、最大三行ぐらいの答えで済むものだと回答率が高くなります。
全キャラの○○を〜という質問はまず無理。かネタ。

どうも今日から「ゲーム・オブ・スローンズ」の日本配信が始まるそうで。自分は環境的に見られないけど、別に焦らないのでそのうち見られる手段ができたら見よう。
ドラマ情報は最初の一話が本国ではじまったぐらいまでしかチェックしてなかったのですが、サイト見たら本気で玉座が物騒な造りで吹いた。原作に忠実に。絶対危ないってこれ。誰か手は切ってたよね。
それはともかく、原作の「氷と炎の歌」は本気で面白いので、前にも雑文では書いたけれど、もう一度お勧めしておきます。一時期ごたごたしていた翻訳者交替も新版にて発行しなおしで落ち着いたはずだし、これを機会に読んでみてはいかがでしょうか。
しかしシリーズの題名がなー。どうも吟遊詩人が主役で魔法使ってメドローアでロマンス物語みたいなのがなー(全然違います)。第一部副題の「七王国の玉座」の方がしっくりくる。もちろんこの題名が意味するところは読んでいけば分かるのですけれど。
ウェスタロス大陸にある王国を巡る歴史群像劇。視点人物は十人以上、当然それ以外の登場人物もたっぷり。最初は手こずるけれど、個性豊かな人たちなので読んでいけば自然に覚えられます。人間としての良い部分も嫌な部分も余すところなく書かれてますから。
そして怒濤の話運び。指輪を引き合いに出してしまうと、読んでいくうちに「うわあ、次どうなるのかなあ……」となるのが指輪、「ええええぇぇぇぇえええええ」となるのが氷炎。何のかんの指輪はちゃんと収まるべきものが収まるべき時に収まる物語なんだけど、氷炎は不意をつかれる。絶対に。
たいしたネタバレでもない部分で例を出すと、絶世の美少女キャラ(13歳)がいるのです。下克上された前王家の姫で兄ともども流浪の身。まあ、珍しくない設定ですよね。では、彼女が辿る運命とは。
答え→兵を欲す兄に売られて、騎馬民族の長の嫁に。結構あっさりなじんで、一族の皆が見守る前で交わったりして(そこでは普通のこと)、妊娠までする。
ぶっちゃけ彼女がこの物語のメインヒロインなのですが、これは日本ではやらないよなあ……。もちろんそこでめでたしめでたしになるはずもなく、さらに「ええええ」って驚愕の展開が貴方を待つのです。すごいよ。

2013年1月19日(土)

氷と炎の歌 また勧める

結局、前書いたのではどこが面白いか全然伝え切れてないし、公式サイトも何か極めて前時代的な作りな上に放置気味だしで、とにかく作品の出来に反比例するがごとく求心力のない宣伝しかされていない現状を憂えて、さらに無駄に足掻いてみる試み。
作品の傾向として、指輪がワンピースなら氷炎はハンターだよ、というフレーズも思いついたが、全てのファンから突っ込まれそうなので止めた。

まず、分かりにくい作品の刊行順。現在日本語訳が出ているのは四部まででこの順番。
●七王国の玉座(上・下)
●王狼たちの戦旗(上・下)
●剣嵐の大地(上・中・下)※以上、改訂新版はハヤカワ文庫のみ
●乱鴉の饗宴(上・下)※もうすぐ文庫が発売
中古だと、上三つのハードカバーもありますが、訳語が一新されているので買う場合は念頭に。何と第四部から訳者交替によりいきなり固有名詞が大幅に変更されるという暴挙があって、当時荒れたんだよねー……。

で、おおざっぱな粗筋。
主な舞台はウェスタロス大陸。長い間君臨していた王家が十数年前に打ち倒され、新たな王が有力貴族たちの協力の下、どうにか統治している状態。
北端を収めているスターク家当主のところに王が訪れ、補佐役になってくれと要請する。共に前王を打ち倒した親友たる王の頼みなので、当主は気が進まないながらも話を受ける。しかし、嫌な予感は当たり、王は狩りの途中に事故死してしまった。
それが、次の玉座を巡る戦乱の始まりだった。
並行して、うごめきはじめる人間外の者たち。北からはゾンビが、南からは闇魔術師が……だが、それを知る者はまだ少ない……。

うーん、やっぱりあまり面白そうに書けない。とりあえず今のところ、メインは人間同士の政争劇で、闇の勢力はじわじわ迫ってきている感じ。

もういいや、最後に主要登場人物であるスターク家の一族を自分なりに適当に紹介しておく。兄弟たちが己の象徴である大狼の子どもたちを見つけ、一頭ずつ育てることにするところから、この物語は始まる。
○エダード・スターク(父)
当主。生真面目で苦労性な北の男。陽気で女好きで人好きのする王のせいで、スターク一族は盛大に巻き込まれることになる。ドラマ版はボロミアの人で、ポジション的にも何か似ている。
○キャトリン・スターク(母)
五人兄弟の実母。私生児のジョンに冷たいことが主な原因で、読者に嫌われること多し。個人的には結構好き。だって、あの夫が他の女に子を産ませたとなれば心穏やかではいられないだろうし、長男に年も近く、警戒するのはある意味当然。賢く、度胸もあると思う。失策については、あの状況では判断ミスとも言い難いと思う。
○ロブ・スターク(長男) 狼:グレイウィンド
五人兄弟の一。父の後を嗣ぐ出来の良い息子。人柄も良くて、ジョンに対しても好意的。表裏なく勇敢だし、非の打ち所がない……のだけど……仕方ないじゃないか、あれは! 思春期なんだよ!
○サンサ・スターク(長女) 狼:レディ
五人兄弟の二。立派な淑女として育てられた娘。それなりの美人。胸も成長途中。あんまり頭が良くなくて色々状況を悪化させるわ、母に習ってジョンやアリアに冷たいわで、やっぱり嫌われがちだけど個人的お気に入り。本当、ぼんやり心優しい以外は大して良いところないんだけど、先が気になる。男どもに狙われまくるお姫様ポジション。でも良い想いはまったくしないのがこの物語の真骨頂。
○アリア・スターク(次女) 狼:ナイメリア
五人兄弟の三。姉と対照的に、剣を振り回したがり、男に見まがう野生児。たくましすぎて、全く貴族らしさがない。話を追うごとにさらにたくましさに磨きをかけ続け、お前はどこにいくんだと呆気にとられてすごい。ジョンととても仲良し。
○ブラン・スターク(次男) 狼:サマー
五人兄弟の四。彼が塔から落ち、不具になるところから物語は本格始動する。たぶん第三の主人公的存在。彼が落下時に受けた啓示は、いまだ謎多し。成長に期待。
○リコン・スターク(三男) 狼:シャギードッグ
五人兄弟の五。物語開始時三歳ということもあって、今のところほとんど活躍はないので、これからどんなポジションでやってくるのかちょっと怖い部分がある。
○ジョン・スノウ(私生児) 狼:ゴースト
エダードの庶子。母不明。キャトリンの希望もあり、物語の序盤で北方の警備団に追いやられ、人間外の存在と遭遇することになる。ぶっちゃけ、彼とデナーリスが主役といえる存在。とはいえ二人ともウェスタロスの戦乱に対しては、今のところ蚊帳の外である。彼らが中央に登場した時が、たぶん物語の終わりのはじまり。

……読もうぜ!(とってつけたような終わり)

2013年1月23日(水)

さらに氷と炎の歌を語る

せっかく勢いに乗ったので、もう一回「氷と炎の歌」について語る。
この作品のキャラが魅力的なのはどこかというと、ほぼ例外なく「愚かしさ」を抱えているところだと思う。完璧超人などどこにもいなくて、皆が何か間違いを犯す。
そして、その愚かしさはそれぞれの弱さから出来ていることが分かるから、悪役であっても憎みきれない。彼らもまた運命の奴隷である。
たぶん読者の99.9%が「あーこいつ早く死なないかな」と思うであろう、顔以外一つも良いところのないジョフリーでさえ、でも原因は両親だよなあと感じることはできる。
まああざとくはあるのだけれど、それが厭味にならないのは、原因があるからといって、物語が彼らを許しはしないからだ。
彼らは愚かしさの代償を受け取らなくてはならない。それがひどく苛烈な形で降りかかるからこそ、読者は納得がいくのだろう。

まあ、それでもやっぱり順当に人気のあるキャラは愚かしさを反省できる人たちだよな−。
一番人気はやっぱりティリオンなのかな。他に人気があるのはジョン、デーナリス、ジェイミー辺りだと予想している。ジェイミーは本当駄目男なのに、盛り返したよなあ。

では、これで本当に最後。
五部は夏発行みたいなので楽しみだ。

2013年1月24日(木)

Akiary v.0.51