過去録
アナールとかなんかその辺り
すっかりご無沙汰してしまいました。元気です。
何していたかというと、概ねモンハンしてました。やっと全クエソロ制覇の一区切りが見えてきた。
そういえば、フリゲ2014でかもかてが有効票扱いになっているのを先日発見して、更新したっけと思ったら、ちょっとした更新してましたね。そしてVectorとかをバージョンアップするのを忘れていたことに気づいたので、DLsiteと合わせて申請しておきました。反映され次第、ダウンロードページも修正しときます。
最近といえば、「十三世紀くらいのハローワーク」という同人誌を購入いたしまして、その中にベナンダンティを見つけて、あの本面白かったよなあと思い出したりもしてました。手元にあるので読み返してもいいかも。
ベナンダンティってのは何かっていうと、近世イタリア農村にあったらしい民間信仰で、幽体離脱して戦う魔術師、みたいな。そう聞くといわゆる悪魔信仰の典型的パターンなんですけど、面白いのは彼らはキリスト教の使徒として悪魔と戦うという認識を持っていたらしいところなんですよね。
そんな突飛な存在で、その本でしか私は存在を知らなかったので、非常に面白いが故に、これは史書なのか多分に創作が含まれてるのかと半ば疑っていたりしたのですが、著者をきちんと調べてみるとアナール学派の有名な人だし、ごく狭い範囲の信仰だったというのが妥当かなあ。
そういやダンス・マカブルもそんなところあって、しれっと解説ページとかには「人々は踊り狂った」とか書いてあるけど、まずそんなことが大規模に発生したとは思えないですよね。毒キノコじゃないんだから。どこかの狭い範囲ではあったかもしれないけど。
「ええじゃないか」が全国で発生して皆が踊り狂った訳ではないだろうのと一緒で。
アナール学派の研究は面白いですよね。「そんなとこつくのか!」みたいな。読みたいものが色々ある。せっかくなのでベナンダンティの作者さんの本に幾つか手を出してみようと思ってます。
そういや、探索ゲームでは和ものばっかり出していたせいで何かダンマカは方向転換か、みたいなこと言われてるような気がしましたが、元々西洋民俗好きだったのに、外から見るとそんな風に見えるのかなあと興味深く。
ゲームのネタになりそうなものもまあまあ思いつきますけどね。前に書いた死者の日もそうだし、ヴンダーカンマーとかグロッタとかシャリヴァリとか面白いよね。オイレンシュピーゲルもいいけど、今はラノベの方が連想されちゃうかな(残念ながらそちらは未読)。金枝篇ネタも定番だけどいいよね。まあそういうの作るかどうかはネタに合致するシステムが思いつくかどうかにかかってますが。
あと、「一般的なファンタジー世界(近世基準キラキラ系)」から外れると、どうしても素材がなあ。説得力のある画面は難しい。
昔は和物が全然なかったけど、そちらはかなり充実してきて素敵なことです。
2014年12月23日(火)
フリゲ2014で3位をいただきました
毎年恒例、フリゲ2014で「ダンス・マカブル」が三位をいただいたそうです。
ご投票いただいた方、応援してくださった方、ありがたいことです。
これで順位をいただくのは三回目ですが、そういえば毎回順位違いますね。となると次は……と言えるようなものが作れればいいのですが。
本当にありがとうございました!
2014年12月26日(金)