聖山
ホリーラ最南西端、リタント最南東端に位置する、グラドネーラで最も高い山。
かつてアネキウスがその山頂から天へ戻ったとされ、最大の聖地と目される。巡礼の最終目的地。
ホリーラ最古の神殿があり、リーラスの大神殿とは格の問題で反目しあっている。
リタントにおいても、古神殿と呼ばれるダリューラ時代より続く神殿があり、王権を牽制していたが、神官家系出身の王が続いたために最近は取り込まれ気味である。
大森林
ホリーラ中央部にその座を占める広大な森。これによってホリーラは半ば分断されている。
人々に恵みをもたらしてくれる存在である一方、その奥には魔物が棲んでおり、侵入すればただではすまないとの噂がまことしやかに囁かれている。
実際、大森林中央部を縦断する道は敷かれた試しがなく、人々は周辺部に集落を作って暮らしている。
月
夜に入り、太陽の光が弱まった状態を指す。
正確に訳するなら「夜の太陽」とするのが正しいが、便宜上月と称することにする。
約六十日周期でわずかに光の色を変え、その六色(白緑青赤黄黒)が月・週を表す言葉の元となっている。
熱地
ホリーラ中央東部に位置する不毛の土地。
温暖な気候を保つ他の土地と違い、高温で雨も降らず、地面は砂漠化している。
かつてここで火の魔物とアネキウスが戦った跡だとされている。
その伝承のため、住みにくい土地にも関わらず、聖山・王都に続く三番目の格の神殿が建てられている。