グラドネーラ事典
[宗教]


アネキウス

唯一にして絶対の神の名。
この世界を造り、魔を払う人間の守護者。
太陽と同一視される。
かつて地上に人間の姿を取り降臨したとされ、その時がアネキウス暦元年として言い伝えられている。
鳥のような羽根を持ち、無性で表されることが多い。

【関連】 太陽 神殿

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神殿

アネキウスのために捧げられた祈りの場。
各都市・村に必ず一つは存在し、神官が常駐する。
太陽の位置に合わせて天井に穴を開け、その真下に祈祷台がしつらえられているのが普通。
ホリーラにおいては、王都リーラスの大神殿が全ての神殿を統轄するとされている。
大神殿長は末の王弟、ニケート=トゥカラ=フィアス。

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聖書

この世界の成り立ちとアネキウスの教えを記したとされる尊い書物。
その内容はまず大きく二つに分かれ、その中で細かく章分けされている。
●創世の書
神がいかにしてこの世を作り上げたか、また古代にいかなる出来事があったかの物語。
●救世の書
堕落した世界を再生させるために、人に身をやつして地に降り立ったアネキウスの物語。

初めにあるのは闇のみであった。他に何もなく、他に何も必要とされなかった。やがて世界に光が訪れた。闇は光を恐れ、顔を背けた。光は闇の顔を覗こうとした。闇は恐れのままに下へと逃げ、その背を丸めて凝り固まった。光はその場に留まり、ますますその力を強くした。こうして天と地が出来上がった。(創世の書 創世伝 一節一〜五)

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